さがみはら中央区版 掲載号:2017年1月1日号
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「好きだから全力。今年は勝負」 舞台女優 石井 亜早実さん(上矢部出身)

社会

舞台「マイ・フェア・レディ」ではヒロインの子ども時代を熱演した=提供/東宝演劇部
舞台「マイ・フェア・レディ」ではヒロインの子ども時代を熱演した=提供/東宝演劇部
 「舞台が好き。好きなことを仕事にしたい」――。小学校の卒業文集には「劇団四季に入る」と書いた。当時描いた夢は、着実に形を成し、飛躍し続ける原動力となっている。

 区内、上矢部出身の石井亜早実さん(27)。2016年は、舞台演劇の名作「マイ・フェア・レディ」や「花より男子」など人気作品に立て続けに出演。身長150cmと、小柄な身体で表現するダイナミックなダンスを持ち味に、全国を回り、作品の魅力を伝えた。「忙しいというよりあっという間。色んな人との出会いに本当に勉強させてもらう一年でした」と振り返る。

 原点となるバレエは、物心がついたころ、はじめて本気で自分が望んだこと。「やりたいことがすぐ変わるでしょ」という両親も、根気よくせがむ娘の熱意に根負けした。市内の野沢きよみバレエスタジオに通い、バレエに捧げた青春時代。毎日遊べる友だちが羨ましかった時期もあったというが「そのころの毎日があって今の私がいる。先生がいなかったら今の私はない」と感謝を話し、「月謝もすごく安いんです」とニヤリ。高校入学後には、ジャズ・タップと新たなジャンルに挑戦し、舞台女優として活躍できる武器を増やし、「四季入団」という最初の夢は、19歳の時に叶えた。

夢に見たプロの世界

 「はじめは歌と芝居に不安があって」と石井さん。新しい世界は「好きなことを仕事に」が当たり前のプロの世界。高いレベルの中で、入団後は焦りを感じる面もあったという。とりわけ、「歌と芝居」は音大卒の同期や先輩にもアドバイスをもらい、ひたすら女優としての技を磨いた。ハードな稽古と公演スケジュールの合間を縫っての努力は実り、入団2年目にして、四季公演「春のめざめ」のメインキャストに抜擢。「プロとして責任を持って舞台に立てるんだなって。とにかく嬉しかったですね」。両親や地元の友だちは、なにより喜んでくれた。

新たな世界へ視野広げる

 キャリアを重ね、「より広い世界の舞台に挑戦したい」との思いから14年には悩み抜いた末、四季退団を決意。休日に下北沢で観た劇団に感化され、商業演劇の世界に飛び込み、現在に至る。景色が変わり、今見る夢は『理想の女性に近づくこと』。「これまでお仕事をする中で、たくさんの憧れの人に出会えたんです。人間としてそんな人たちに少しでも近づきたい。ここからがはじまり」。「舞台で生きる」という夢は、「人、女性として成長する」という目標に繋がった。「まずは体力をもっとつけるために体を鍛えたい。そしてよく飲み、よく笑い、仕事もしっかりこなすカッコいい女性になってやります」。今月20日には誕生日を控え、残る20代、全力で夢を追う。

「いつも人との出会いに支えられてきた」と石井さん
「いつも人との出会いに支えられてきた」と石井さん

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