今月、設立30周年目に入った「相模原市ゴルフ協会」の会長を務める 清水 謙二さん 上溝在住 79歳
「生涯スポーツ」自ら示す
○…市民のゴルフ熱を高めることを目的に設立された協会。自身は愛好者として入会し、2年目に行われた協会主催のゴルフ大会で優勝したことから「目を付けられ」幹部に。2009年からは2代目の会長として市民大会やジュニア勉強会などを「顔」として開いてきた。「小学生から80代まで在籍している会。ゴルフ好きには悪い人はいませんよ」と笑顔を見せる。
○…上溝の畜産業に勤しむ家に生まれた。幼い頃から家業を手伝い、自分が継ぐものと考えていたものの、牛舎周辺に住宅が立ち並ぶようになると肥料もまけない状態となり廃業。サラリーマンなどを経て「ゴルフを楽しみながら仕事ができると思って」並木にゴルフのショートコース場を20代で開設。それが競技を楽しむ多く仲間と出会うきっかけとなり「気づけば協会に。50を過ぎて天職に出会った感じです」
○…物静か、が周囲の評。一方で、クラブを握ると人が変わったように見えるほどの豪快なドライバーショットを打つ。その迫力は協会メンバーのなかでも屈指のもの。高校時代から地道に継続してきた練習のたまものだ。「たまたま家の近くにゴルフ場や練習するところが数多くあっただけだよ」。そんな謙虚さも人望を集める理由になっている。
○…高齢化は協会にも及んでいる。10年前、千人近くいた会員は現在、およそ650人。高齢のため、「もう良いスコアを残せなくなったから」といった退会理由が多いのだという。「私の方が年寄りだよって説得するんだけどね。ゴルフは生涯スポーツと広く伝えていきたいね」。自身、めざすのは3人の孫と一緒にプレーすること。「クラブは渡してあるんだけど。なかなか。それまでがんばらないとね」
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