地域との交流を深めることを目的に、相模田名高校(都丸利幸校長)の福祉委員会と有志の生徒が6月16日、田名地区社会福祉協議会(社協)らの協力のもと、同地区公民館で障害者スポーツ「ボッチャ」の体験講習を行った。
パラリンピックの正式種目である同競技は、投てきの目標となる白いボールに向かって赤・青6球ずつのボールを投げ、白いボールまでの距離の近さを競うスポーツ。田名地区では同社協を中心に競技の普及推進が積極的に行われており、これまでもパラリンピックのボッチャ日本代表選手の講演会を主催したり、田名小学校で出前授業を実施するなど、同競技を通じた交流が広がっている。ボランティアなどの社会貢献を中心に活動する同委員会でも、地域との連携をさらに強化しようと競技を体験することとなった。
当日は同社協スタッフのほか、普段から競技をプレーしている同地区老人クラブ連合会(老連会)のメンバーも指導役として参加。コートでルール説明を受けた後、3人1組のチームに分かれ、初めてのボッチャに挑戦した。生徒たちは最初、ボールが思うような場所に飛ばず苦戦していたが、投てき方法のレクチャーを受けると試合はさらに白熱。コートでは接戦が繰り広げられ、地域住民と世代を超えてプレーを楽しんだ。
体験を振り返って同委員会委員長の熊谷遥菜さん(3年)は「単純なルールだけど奥深い。学校の近くに障害者施設があるので、いつかボッチャで交流できたら」と、今後も競技を通して地域とのつながりを広げる意欲を見せた。土井涼葉さん(同)は「想像以上に難しかった。障害を持っている人とも楽しめると感じたし、やってみたい」と話した。
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