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さがみはら中央区 人物風土記

公開日:2022.09.01

相模原税務署長に7月10日付で就任した
齋藤 英男さん
中央区在勤 60歳

縁ある地で 税務の集大成

 ○…約40年前、国税職員としての第一歩を踏み出したのが相模原だった。そして今、キャリア最終盤に再び相模原に着任。現在と同じ管轄エリアである旧市と津久井4町を東奔西走した若かりし日を懐かしみ、「方向感覚と距離感はつかめているよ」と微笑む。妻の出身が上溝ということも相まって不思議な巡り合わせが重なったことに、「自分が一番びっくりしているが、これも何かの縁」と感慨深げだ。

 ○…「まちを愛し、人を愛し、仕事を愛せ」。新人の頃に先輩から教わった言葉を心に刻んでいる。「転勤の多い職業。まずは自分が働く土地を知らなければ良い仕事はできない」という思いから、署長就任に際し、職員には「第一に相模原市を好きになって」と伝えた。組織運営にあたってはチームワーク重視を掲げ、政令市の税務行政という大仕事を共に担う144人のクルーに対し、「一人一人が誇りを持って仕事をしてほしい」と期待を込める。

 ○…立川市出身。大学卒業後、東京国税局に入局し組織を内部で支える官房業務を長く務めた。千葉や静岡での勤務、税務大学校で後進育成、島根の大東税務署長などを経て現在に至る。学生時代は野球やバレーボールなど球技に打ち込み社会人になってからはゴルフが息抜き。息子2人との初ラウンドを昨日のことのようにうれしそうに語り、孫の話になると穏やかな顔が一層ほころぶ。

 ○…「税務署というのは適正かつ公平でなければいけない。この2本柱で税務行政を行っていきたい」と意気込む一方、納税者とやりとりする上で税務署に対する信頼は不可欠とし、関係民間団体にも協力を仰ぎ、市民との距離を縮めていきたい考えだ。税のスペシャリストとしての長い旅を縁ある地で集大成する。

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