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さがみはら中央区 人物風土記

公開日:2023.10.19

メイプルホールでのリトミック教室を9月に開講した
nozomiさん
淵野辺出身 37歳

音楽で笑顔の輪つなぐ

 ○...「音楽の楽しさを体で感じてほしい」。親子向けリトミック教室「marronnier(マロニエ)」を9月からメイプルホールで開催している。リトミックとは全身でリズムを表現する音楽教育の手法で、自身も幼児の時に習っていた。マルチに活動する音楽家としてこれまでも全国各地でイベントを行ってきたが、定期で教室を開くのは初めて。「お母さんが笑顔だと子どももうれしくなる。コミュニケーションの場として気軽に会いに、話しに来てもらえたら」と微笑む。

 ○...淵野辺出身。2歳からリトミック教室に通い、小学生でエレクトーンを習い始め、音楽に親しんで育った。地元の和泉短期大学に進み、保育の勉強に励む中でリトミックに出合った。「保育を学んだことが、子どもと関わるきっかけになった。子どもたちと一緒に音楽をやっていることは気に入っています」

 ○...「nozomi」の名でシンガーソングライターとしてデビューしたのが2011年。「笑顔の輪をつなげていこう」をテーマに、毎年被災地へ足を運びチャリティーコンサートを行っていた。曲作りのこだわりは、耳馴染みの良いメロディーや言葉を選ぶこと。「聴く人にすっと入ってくるような、きれいな言葉を使いたい」

 ○...ボイストレーナーやエフエムさがみのラジオパーソナリティーとしての顔も持ち、「ここ数年は地元で頑張りたいという思いが強くなっている」と熱を込める。音楽は、人生の中で切っても切れないもの。「自分の音楽が、誰かの笑顔のために役立ったら」と目を輝かせる。「これからもずっと音楽を続けていく。教室で出会った子どもたちと、いつか一緒に音楽をやれたらうれしい」と、明るい夢を描いている。

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