3月22日付で相模原南警察署の第35代警察署長に就任した 重岡 康二(こうじ)さん 相模大野在住 53歳
一致団結で安全な南区に
○…着任後、署員に向けた訓示では、自身も含めて各課・各係に与えられた役割を全うするように伝えた。さらに「コミュニケーションを積極的に図り、署員が一致団結した署をめざす」とメッセージを送った。署長として署員の指導や教育に力を入れたいという思いと同時に、「署の顔として前面に立って、各団体や地域の方との連携を強めていきたいですね」と意気込む。
○…「社会の役に立ちたい」と警察官の道へ。ここ数年は交通部門に従事してきた。心に重くのしかかるのが交通死亡事故。「普通の生活を送っている人が急にいなくなってしまう。被害者も加害者も、その家族も人生が変わる。そんな場面は無くさなければ」と神妙に語る。管内でも高齢者が被害者となる死亡事故が発生している。「交通事故は一人一人が注意すれば防げるものだということを広めたい」
○…相模原は若手時代、結婚して子どもが生まれるまで淵野辺の官舎で過ごした思い出の地だ。「慣れた土地なので南署着任はうれしい」。相模原署近くの桜を見に行ったり、娘が習っていたサッカーの応援に行ったりと母親の協力もありながら夫婦で二人の娘を育てた。「良いパパとまでは言えないけど、家庭を顧みずというほどでは無かったかな」と笑う。
○…「署の顔」として着任早々、地元サッカークラブ・ノジマステラのホーム試合で交通安全の啓発活動を実施、スタジアムの観客に向かって呼びかけるという大役を務めた。区内で発生する事故や特殊詐欺は高齢者が多く、今後も啓発のための情報発信に尽力していく構えだ。「ただ署員だけで約30万人の南区民の安全を守るのは大変なこと。そのためにも区民の方々の協力を仰ぎながら地域の安全を守りたい」
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