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相原高校 環境・食育循環で環境大臣表彰 残滓(ざんし)を集めて肉、卵を生産 橋本小やミウィへ出荷

教育

公開:2011年1月13日

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▲17人の活動の成果が認められた
▲17人の活動の成果が認められた

 畜産、農業、商業の分野で注目を集めている県立相原高校(鈴木芳行校長)。同校がまたも快挙を成し遂げた。農業クラブ畜産科学分会「相こっこプロジェクトチーム」が昨年12月、環境省が実施する地球温暖化防止活動環境大臣表彰を受賞。ブリヂストンや京セラ、富士通といったトップ企業が取り組む環境事業と共に、同校の環境教育が評価された形となった。

 環境省が平成10年から実施している同表彰。地球温暖化対策の一環として、毎年、地球温暖化防止月間である12月に、その活動が顕著な個人や団体の功績を表彰するというもの。5部門(技術開発・製品化、対策技術導入・普及、対策活動実践、環境教育・普及啓発、国際貢献)に分かれており、今年は自薦・他薦を含めた142の団体、個人の中から、26の団体、個人が受賞。同校は、環境教育・普及啓発部門で選ばれた。

「小さな活動を世代を超えて」

 「相こっこプロジェクトチーム」は、17人(1年生3人、2年生7人、3年生7人)で結成。放課後ほぼ毎日、橋本小学校の給食の残りやミウィ橋本のレストランから出る野菜くずなど残滓を集めて回り、それを飼料化して鶏肉や卵、豚肉を生産。そこで出来た卵を橋本小学校に出荷するほか、ミウィのレストラン街にも肉などを提供するなど、”エコと食育循環型の取り組み”を行っている。さらに、集めた残滓を堆肥化し、文化祭や市の農業祭などのイベントで配布するほか、橋本小学校などで草花栽培や緑のカーテンの元肥にしてもらうといった活動も実施。これらが総合的に評価され、今回の受賞に繋がった。

 昨年12月に行われた授賞式では、受賞団体の代表として、同校の中島希さん(3年)が登壇。松本龍環境大臣から賞状を受け取り、「このような賞を受賞できて光栄。温暖化という大きな問題に対して、小さな活動を、世代を超えてつなげていきたい」と挨拶し、今後への抱負を話していた。

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▶授賞式でスピーチした中島希さん
 

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