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公開日:2026.05.07

津久井観音霊場 12年ぶりの本開帳 43カ所で一斉に

  • 旧津久井郡で見かける本開帳のポスター

    旧津久井郡で見かける本開帳のポスター

 津久井観音霊場の本開帳が5月10日(日)から23日(土)まで行われる。2020年の開帳はコロナ禍で中止となったため、開帳は12年ぶり。期間中は43カ所で一斉に開帳され、観音菩薩を拝観できる。

十二支の午年だけ

 津久井観音霊場は、約270年前、宝暦年間に雲居寺(根小屋)の第21代大雲禅無和尚が観音菩薩を祭る寺院に呼び掛けて開設。宗旨、宗派に関係なく旧津久井郡内にある33カ所で、当初は「津久井三十三ヶ所観音霊場」として始まった。その後、加入希望の札所を番外霊場としていたが、1990年に「津久井観音霊場」と改めて今に至る。

 「ご縁の綱が結ばれるように」と十二支の午年を本開帳、その間の子年にやや小規模な中開帳を行う。第一番札所の雲居寺の小野英道住職は「霊場を開設したのは飢饉が原因だったとも聞く。昔は天候が悪いとすぐに飢饉が起こり、寺に人が来なくなってしまう。特に津久井地域は田んぼが無かったこともあり、あまり豊かではなかった。そこで霊場を開設して遠方から人を呼ぶと、馬やかごが通ることで道が良くなり、宿ができて地域が活性化した。寺や地域を守るためにやったという言われがあるよう」と話す。

旧津久井郡に点在

 霊場の札所は43カ所。城山に5カ所、津久井に21カ所、相模湖に8カ所、藤野に9カ所。本来は先祖の供養や自身の修行のための霊場巡りだったが、現在はご朱印集めなど趣味の色合いが強くなった。

 寺院を巡る際のルールは特になく、どこから始めても、日を分けて巡るのも可能。「一般的には受付に声を掛け、帳面を出してご本尊にお参りし、続けて宝塔(設置された木の柱)に触れ、ご朱印を受け取っていただくとよろしいのでは」と小野住職。移動手段も昔は徒歩だったが、自転車や自動車で巡る人も多いという。「12年前は自転車で全て回り切った方もいました」と振り返る。

 各札所では地図、ガイド、ご朱印帳を販売。札所には目印として、赤いのぼり旗が目立つところに設置される。「場所によっては駐車場事情が良くない札所もあります。確認をしてご近所にご迷惑にならないようにお願いします。また、団体で巡る際は事前に連絡を」と呼び掛ける。

 各札所の開設時間は午前9時から午後4時まで。札所の詳細はHP(津久井観音霊場で検索)で確認できる。問い合わせは祥泉寺【電話】042・784・0196。

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