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公開日:2026.05.29

大和市市民交流拠点ポラリス 「図鑑エリアつくりたい」 クラファンで支援つのる

  • プロジェクトを紹介するポスターを手に協力を呼びかける高栁館長(左)=25日・中央林間のポラリスで

    プロジェクトを紹介するポスターを手に協力を呼びかける高栁館長(左)=25日・中央林間のポラリスで

 大和市市民交流拠点ポラリス(中央林間)は、館内に「図鑑エリア」を新設するため、6月1日からクラウドファンディング(以下/クラファン)を実施する。同館には図書館や図書室がなく、目的を持たずに来館した子どもたちの過ごし方が課題だった。指定管理者によるクラファン活用という珍しい取り組みで資金を募り、8月中のエリア開設を目指す。

 市内に5カ所ある学習センターの一つとして2018年に開館したポラリスは、1階の市民交流スペースを中心に昨年は延べ46万人が訪れるなど市民に親しまれている。

 その一方で、シリウス(大和南)や渋谷学習センター(渋谷)など、ほかの学習センターにある図書館や図書室がポラリスにはない。そのため、市の学習拠点でありながら主だった目的がなく来館した小学生がスマートフォンでゲームをし続ける姿も少なくない。

子育て支援のスペースにも

 同館1階には未就学児と保護者向けの「プレイルーム」があり、市の子育て支援事業で、保育士らが常駐する「こどもーる」が併設されている。

 しかし、こどもーるは利用対象が3歳(該当年齢の3月末まで)の乳幼児と保護者に限定されるため、長期休み期間などには年齢制限で入れないきょうだいがプレイルームで何もせずに「お留守番」する姿も見られ、これも課題となっていた。

7月30日まで善意よびかけ

 そこで、これらの課題を解消するべく同館の高栁聡史館長(47)が中心となり「市民交流拠点ポラリスに『図鑑エリア』をつくろうPROJECT」を立ち上げた。

 6月1日から7月30日までインターネット上の特設ページでクラファンを実施。集まった資金を活用して市民交流スペースとプレイルームに子どもの背丈に合わせた書架を置き、動植物や科学、自然など乳幼児から小学生向けの多彩な図鑑を並べたいと考えている。

 ポラリスは指定管理者である「やまとみらい」が管理・運営を担うが、指定管理者が施設の課題解決へクラファンを利用するケースは珍しい。

 高栁館長は「市民一人ひとりの心意気によって市民の交流拠点をより良いものにしたい」と、あえてクラファンを採用した意図を語る。

 支援の受付は、ポラリスのホームページからアクセスできる特設サイトから。支援できる額は、個人が500円、法人・団体は1万円(ともにシステム利用料別)。当面は8万円以上の支援を目標に掲げ、子どもたちが自然と本に触れる学びの環境整備を進めていく。

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