ハシゴで知る"地域の魅力" 街コン大成功 「次は大野で」
ひとつの街を舞台にした大規模な合同コンパ”街コン”――。この注目のイベントが先月27日、JR相模原駅周辺で実施され、男女556人が参加する盛り上がりを見せた(主催/街コンさがみはら実行委員会)。主催者側では今回の成功を受け、「今度は相模大野で」と、早くも次なる準備を始めている。
「出会いの場を創出したことが、そのまま地元飲食店の周知に直結しました」。実行委員では、地域振興への一助となったことを喜ぶ。
都内などのイベント会社が主催する街コンも少しずつ市内で登場する一方で、今回開催されたイベントは駅周辺の会社・商店経営者らによって企画された。
また、相模原市が後援につき、行政の”お墨付き”を受けている点も珍しいという。「商業ベースの街コンが多いですが、今回はその場限りの一過性のイベントにしたくはなかった。飲食店との打ち合わせも綿密に行い、何よりも”街の魅力”を感じてもらえるようなものにしたかった」と、振り返る。
参加者は午後1時から5時の間に、3店をハシゴ。彼らが飲み歩いた飲食店には14店舗が名乗りをあげた。ふるまわれた各店自慢の料理に舌鼓を打ち、見知らぬ異性との会話に各々が楽しいひと時を過ごした。
終了後には早速、個人的に飲み直す、意気投合するグループの姿も。「参加飲食店に聞いたところ、昼間の街コン参加者がその日の夜にまた訪れてくれたそうです。そういう人たちが多かった事実を考えると、この街が持つよさを十分に感じてもらえたのでは」。男女の出会いの場が設けられたことで、普段、足を運ぶことのない店舗を知ってもらえる機会が生まれたようだ。同実行委員では、7月22日(日)に相模大野での街コンを企画している。20店舗が対象となる予定で、今度は駅周辺の4つの商店街をハシゴする男女が見られそうだ。
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