水難事故で亡くなった人や、城山ダム建設中の殉職者、湖を造成する際に湖底に沈んだ先祖の霊などを供養する津久井湖施餓鬼会法要が11月20日、津久井湖記念館で行われた。
旧津久井郡の宗派を超えた約50寺院からなる津久井四町仏教会が毎年、相模湖と交互に行っているもの。
この日の法要には同仏教会21寺院が参加。位牌や香炉、菊花、燭台などを置き四方に竹を配して設えられた施餓鬼棚に向かってそれぞれの住職が順番に焼香し、揃って経を唱えた。
その後、大正寺と祥泉寺の御詠歌講員19人による奉詠がなされるなど、厳かに慰霊の儀式は進んだ。同仏教会の人見宗紀(そうき)会長(45)=友林寺住職=は「このような宗派を超えた行事はなかなかない。水の大切さを改めて考え直す機会としていただけたら」と話していた。
津久井湖は1965年に完成した城山ダムによってできた人造湖。湖底には11の集落、285戸の家屋が沈んでいる。
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