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公開日:2026.04.23
地域の絆で居場所づくり 川尻の商店跡に駄菓子屋
子どもたちが安心して立ち寄り、大人たちと笑顔で交流できる『居場所』を目指した駄菓子屋が川尻八幡宮のそば(清水食品跡地)に4月25日(土)オープンする。運営を行う(株)ママモ(向原)代表の岩本李菜さんは「地域の子どもたちが気軽に立ち寄れる居場所になれば」と意欲を見せる。
岩本さんが6年前から抱き続けてきた「子どもの居場所づくり」。自身が子どもの頃、小学校のそばの鮮魚店の一角にあった駄菓子コーナーが大好きで、毎日のように足を運んだ。「おばちゃんがいつも話し相手になってくれて。大人になっても通い続けていた」と懐かしそうに振り返る。2年前、同店が閉店した際、「いつか自分がこの場所で駄菓子屋をやりたい。おばちゃんみたいな存在になりたい」と胸に刻んだ。
しかし、岩本さんの本業はアート教室の代表兼講師。忙しい毎日の中ですぐ居場所づくりに動くことはできず、もどかしい思いのまま、年月が過ぎていった。
縁がつないだ奇跡
契機が訪れたのは昨年7月。所属する商工会のメンバーに自らの思いを話すと、「あそこ、貸してもらえるんじゃないか」との情報を得た。店はまだ空き店舗で、ちょうど入居者を募集しているところだった。「縁が巡ってきた。やっと思いが叶う」。本業が一段落した時期に合わせ、念願の居場所づくり、『おやつ屋ママモ』のオープンに向けて動き始めた。
支援に感謝
今年2月、岩本さんは自身の決意と思いを込めたインスタグラムを発信。すると、想像を超える反響があった。思いに賛同し支援したいという企業や地域の人たちからの連絡が相次いだ。
店舗の外装と内装は「ぜひ支援させてほしい」と真っ先に手を挙げた、地元の(株)宮崎塗装(広田/宮崎嘉人社長)が無償で請け負った。
宮崎社長は、「地域の子どもが集まれる場所をつくりたいという思いと弊社の理念が一致していたので、私たちにできることはないかと連絡した。外壁の色はかわいらしいピンクで、断熱効果に優れた塗料を使った。より過ごしやすい場所になったので、子どもたちがたくさん来てくれたらうれしい。そして引き続き会社として応援、貢献していきたい」と話す。
さらに、材料の塗料は(株)日進産業(東京都板橋区/石子達次郎社長)や東亜塗料(株)(東京都町田市/林下亜美社長)が提供を申し出た。そのほか大工仕事や電気工事、水道工事も同級生や地元の知人、家族が手伝い、内装はアート教室の仲間で立ち上げた「チームママモ」のメンバーや近隣のボランティアらで仕上げられた。
岩本さんが支援者たちに「どうお返しすれば」と問うと、「子どもたちに返してあげて」と皆、口を揃えたように答えたという。「皆さんには本当に感謝しかない。その思いに応えていかないと」と力を込める。
いつでも3つ無料
店内では駄菓子のほかにベビーカステラやタピオカドリンクを提供。「子どもから高齢者まで世代を問わず食べられるお菓子を出したかった」と岩本さん。看板メニューのベビーカステラは、洋菓子店「セ・ラ・セゾン」(中央区)の監修によるもので、これもチームママモのメンバーがつないだ縁だった。
子どもたちはまず、アレルギーチェックも兼ねた、「ママモパスポート」に登録。登録した小中学生は、いつでもベビーカステラを3個まで無料で食べられる。岩本さんは「お金がなくても、目的がなくても、誰でも気軽に立ち寄れる場所。毎日来てもいいんです」と笑顔を見せた。アレルギーのある子どもには店内のゲームを1回無料にするなど工夫もされている。
ポスターなど、あちこちに登場するクマの絵は同店のマスコットキャラクター・ロアちゃん。ロアとはハワイ語で「永遠に続く」という意味がある。岩本さんは「ここが永遠に続くように願いを込めた」と微笑み、「ここで子どもたちが地域の人たちとつながり、『今日も楽しかった』と笑って帰れる毎日が過ごせるような場所にしていきたい」と語った。
25日は午前11時から午後6時まで営業。通常は平日午後2時から6時、 日祝午前11時から午後6時営業、水金土は休み。営業日やメニューは変更になる場合もあり。最新情報はInstagramで。
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