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公開日:2025.10.23
相原高校養牛部
「乳牛五輪」県代表に
25日から 北海道で大会
県立相原高等学校(緑区橋本台/平塚専一校長)の養牛部が、10月25日(土)から北海道で行われる「ホルスタイン」の美しさ等を競う全国大会に出場する。5年に一度開催される大会で、同校は神奈川県代表として上位を狙う。
美しさ、資質競うおなじみ白黒
日本で家畜として飼われている牛は、乳を搾る「乳牛」と食肉となる「肉牛」に分けられる。乳牛の多くが「白黒」でおなじみのホルスタイン種。同校が出場する第16回全日本ホルスタイン共進会は、一般社団法人日本ホルスタイン登録協会が主催し、「乳牛が健康で長持ちするために必要な体型の改良度合い」を審査する。業界では「乳牛のオリンピック」とも言われている。
25人20頭飼育
同校養牛部は20年ほど前に発足。現在25人の部員がおり、乳牛・肉牛合わせて20頭を学校敷地内の牛舎で飼育している。
9月に神奈川県予選があり、同部が育てた「アイハラアミュレットコハナ」が代表の1頭に選ばれた。コハナは生後19カ月(10月時点)で、体重はおよそ500キログラム。大会に向け、同部では2カ月ほど前からコハナの体型を整えるため、筋力強化やマッサージを続けてきた。
部門1位目指す
共進会は高校生だけでなく一般の酪農家も出品し、日本中から選ばれたホルスタインがその美しさや資質を競い合う。合計出品頭数は400で、高校は23校(頭)が出場する。同校からは4人の部員が参加。副部長で大会ではリードを担当する宮崎若菜さん(3年)は「コハナをきれいに見せられるよう頑張りたい。部門で1位を目指したい」と意気込む。新明澪奈さん(3年)は「貴重な体験になると思う。しっかりサポートしたい」とし、加藤陽奈子さん(2年)は「良いコンディションで出場できるようコハナをケアしたい」と話した。
支援呼び掛けも
担当教諭は「全国出場は近隣の農家や卒業生の皆さまのおかげです。日頃からの支えに感謝申し上げます」と話した。現在、クラウドファンディング(学校応援オンラインコミュニティ『エールズ』)を通じて支援を呼び掛けている。
なお、共進会は2020年度は新型コロナの影響で中止となったため、今回は15年以来10年ぶりの開催となる。25日と26日(日)、北海道勇払郡安平町で行われる。
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