さがみはら緑区 教育
公開日:2026.06.05
相模原市 部活バス利用、市が実態調査 23件を確認、法令違反なし
磐越自動車道で5月6日、部活動の送迎中だったマイクロバスが道路脇のガードレールなどに衝突し、高校生1人が死亡、20人が重軽傷を負った。この死傷事故を受け、相模原市教育委員会は5月中旬、部活動における借り上げバスなどの利用実態について調査を実施した。
市立39校で調査を実施
今回の調査は市内すべての公立小・中学校と義務教育学校39校に対して2025年度に借り上げバス利用があったかを聞き取り、利用があったと回答した学校に部活動名、大会名、利用時期などを確認した。市教育委員会学校教育課によると、大会参加時にバスなどを利用した学校は、小学校2校(8件)、中学校9校(15件)の計23件。義務教育学校での該当はなかった。
契約形態の内訳は、【1】学校の依頼を受けて市教委がバス会社と契約したもの8件(小学校分はすべてこの形態)、【2】学校が旅行会社と契約し、車両と運転手を手配したもの14件(中学校分)、【3】学校がレンタカー業者と契約し、大型免許を持つ保護者が運転したもの1件(中学校分)――の3パターンだった。
レンタカー利用の1件、保護者が同意を取り運転
レンタカーを利用した1件は、関東大会に出場した際のケース。大型運転免許を所持する保護者が大型バスを借りて送迎することを他の部員の保護者に提案したところ、全部員の家庭が同乗を希望したため、学校にその旨を報告した。学校は保護者の送迎として了承。部員と保護者が同乗した。
費用は市の「報償費」(予選会を経て市の代表として関東大会に出場する生徒への宿泊・交通費補助制度)として一部が支給されており、学校が事務手続きを担った。
この件について同課担当者は「国の通知ではレンタカーの利用を認めている」と説明。一方、顧問教員が同乗していなかった点については、「違反ではないが、今般の事故等を受けて、今後は同乗することが望ましい」との見解を示した。
これまで定期的な実態調査は実施せず
市はこれまで、部活動のバス利用についての定期的な調査は行っていなかった。担当者は「部活動は学習指導要領上、生徒の主体的・任意の活動と位置付けられており、市として実態調査を求めることはしていなかった」と説明した。
今後は「校外活動届」の統一様式を整備へ
事故防止策として市は、これまで様式が統一されていなかった各学校が作成する「校外活動届」について、契約書等の確認チェック機能を組み込んだ統一様式を学校に示す予定である。
また、「地域によっては活動のためにレンタカーが必要なケースもある」として、一律の禁止には慎重な姿勢を示した。
詳しくは同課【電話】042-769-8284。
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