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公開日:2011.12.01

自転車"蹴って"世界一
岸龍之介くん(5歳)が初代ストライダーカップ王者に

  • 世界一に輝き笑顔を見せる岸くん(提供写真)

 10月15日にアメリカフロリダ州で初開催された「第1回ストライダーカップ世界選手権」の5歳クラスで、「南町田 CHIBI CROSS CLUB」所属の岸龍之介くん(鶴間在住)が世界一に輝いた。



 「ストライダー」とは、アメリカで生まれた足で地面を蹴って進む子ども向けの自転車。ペダルや補助輪が無いのが特徴で、既に国内で約6万人以上の子どもたちが使用しているという。ストライダーを使った国内レース「ストライダーカップ」は毎回多数の応募から約300人が出場している。



 国内販売が始まった2009年に岸選手もストライダーを購入し練習を開始。「2011第1戦新潟ラウンド」で初優勝。以降「第2戦みなかみラウンド」「第3戦秩父ラウンド」と負けなしで、日本チャンピオンとしてフロリダへ向かった。



 今年初開催となった世界大会には、開催国のアメリカの他にブラジルやカナダ、イギリスなど世界各国の選手が集結。日本は岸君を含め2歳〜5歳の各クラスの代表合計5人が出場した。



 「凄い緊張した」と話すが、終始危なげないレース展開で後続と大きくリードを広げ初代世界王者となった。「最後は余裕があった」と笑顔で振り返る。日本代表は岸選手と3歳クラスの選手2人が優勝を飾った。



 その後、岸選手は10月末に行われた「第4戦広島ラウンド」も優勝。現在国内外で5連覇を達成中だ。



 ストライダーの大会は出場枠が5歳までなため、6月生まれの岸くんはあと約7カ月で引退となる。「残りの大会は絶対に全部優勝する」と意気込む。「負けず嫌い」と話す世界王者は次のレースも気合い充分だ。

 

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