FC町田ゼルビアは11月27日、新体制を発表した。新監督に秋田豊氏、強化部長兼アカデミーダイレクタに楠瀬直木氏が就任した。新体制は通常、新年2月ごろ発表されるが、2カ月早い発表にゼルビアは「早く体制を整え、1年でJ2リーグに復帰したい」と意気込みを語った。
J2初挑戦で最下位に終わり、JFLに降格したFC町田ゼルビア。Jリーグ復帰のために98年W杯で活躍した秋田豊氏を新監督に指名した。下川浩之社長は「来年Jリーグに戻るために”戦えるチーム”にしてほしいと要望した」という。また「ゼルビアには熱い心を持った指導者が必要。秋田が最も適している」。
秋田新監督は「ゼルビアはポゼッション(ボール支配率)が高いチームだと認識している。課題は守ることとゴールを決めるフィニッシュ。ゼルビアはJFLに落ちるようなチームではない。来年Jリーグに復帰できるように”戦えるチーム”を作りたい」と抱負を述べた。
会見前に練習に初参加した際、「俺のイメージは」との秋田新監督の問いに選手たちは「ヘディング」と答えたという。一緒に練習に参加していた楠瀬強化部長は「秋田新監督が練習に参加すると選手たちは、中学生がJリーガーを見るような目でプレーを見ていた」と話す。秋田新監督は「ヘディングだけではないが、どのプレーもこだわりを持ってやっていきたい」。
秋田ゼルビアの初公式戦は12月15日(土)に行われる天皇杯4回戦のガンバ大阪戦(万博記念競技場・午後1時キックオフ)。「戦う姿勢を見せたい。町田の子どもたちの憧れとなるチームを作り、JFLで優勝し、来年Jリーグに復帰する」と力強く話した。
秋田豊氏は1970(昭和45)年生まれ。93年〜03年まで鹿島アントラーズに所属し、不動のセンターバックとして活躍し98年と02年のW杯を経験している。04年から06年は名古屋グランパスエイト、07年は京都サンガF.C.に所属。J1リーグ通算391試合、23得点。日本代表国際Aマッチでは通算44試合、4得点の実績を残す。08年からは指導者として京都サンガF.C.のトップチームコーチ(〜10年)、10年から同チーム監督(〜10年)、12年から東京ヴェルディトップチームコーチ(〜12年)で指導してきた。
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