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町田版 公開:2013年10月3日 エリアトップへ

都市再生機構町田山崎団地 ヤギの活躍に期待 エコ除草や癒し効果

公開:2013年10月3日

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「いっぱい食べて」ヤギとの触れ合いを楽しむ園児ら
「いっぱい食べて」ヤギとの触れ合いを楽しむ園児ら

 独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が運営・管理する町田山崎団地で、団地内の雑草をヤギに食べさせ除草する実証実験を9月24日から開始した。環境への配慮やコスト節約を見込んでおり、国内の住宅団地では初めての取り組み。

 町田山崎団地(山崎町)の敷地内には都市計画道路用地が通っており、その敷地の一部はクラインガルテン(貸し菜園)や水田に使用され、居住者の憩いの場となっている。しかし、使用していない大半の部分は夏には雑草が伸び放題になり、URでは年に一度草刈りを行っていた。

 今回、その5000平方メートルの土地に民間業者から借りた4頭のヤギを放ち、ヤギに雑草を食べさせて除草する実証実験を開始した。実験は11月29日まで。

 URの都市環境計画チームの持田太樹さんは「草刈り機と違い燃料の使用もなく、燃やして二酸化炭素を排出することもないので、環境にやさしく、コストの削減も見込めます。また癒しのアニマルセラピー的な効果やコミュニティの活性化にも繋がると思います。有効ならほかの団地でも活用したい」と話している。

 26日には近くにある「ぱんだ幼稚園」の園児や保護者が招待され、ヤギ4頭との触れ合いを楽しんだ。園長の藤田直美さんは「子どもたちがヤギの世話を楽しみながら、大きい子が小さい子を気遣うなど、動物との触れ合いを通じて学べるいい機会でした」と話した。

 町田山崎団地自治会の吉岡栄一郎自治会長は「団地にたくさんいる高齢者たちの温もりになる。また春にでも継続して行いたい。そしてきれいになった畑や水田に、トンボやカワセミが来ることを期待している」と、取り組みに対する期待を述べた。

 11月23日(土)には水田の収穫祭が行われる。これはUR、自治会、近隣の桜美林大学が一体となって行う「団地活性化プロジェクト」の一環。そこでもヤギたちのお披露目が行われる。
 

紙芝居で取組を園児に説明
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