自然の中 自由に遊べる場 15年目を迎えたプレーパーク
「子どもたちが安心して自由に遊べる場がほしい」と1997年に地域の母親を中心に活動を開始した『三ツ又冒険遊び場たぬき山』で19日、「たぬき山まつり」が行われた。当日は子どもたち約150人が集まり、思い切りまつりを楽しんだ。
「たぬき山」は、「大人も子どもも自分らしくいられる場とつながりを持ちたい」と小中学校を利用しての遊び場活動から始まり、99年に現在の場所に「たぬき山」(成瀬)をオープンした。「地主さんのご厚意を受け、地域のボランティアスタッフとプレーリーダーが協力して運営しています」と主催するNPO法人「子ども広場あそべこどもたち」の代表・大野浩子さん。「木、土、水そして火が使える数少ないプレーパークです。木材でおもちゃを作成したり、カマドで調理をしたり、昔の子どもたちが当たり前に行っていたことを、今の子どもたちに味わってもらえる貴重な場所です」
毎週水・土曜日、第3日曜日とその前の金曜日に開放しており、子どもたちは多い時で100人、天気にも左右されるが、随時50〜60人が訪れる。ボランティアスタッフは約40人が登録、また遊具の安全性などを考慮し遊び場のデザインを行うプレーリーダーがケガの対応も行うなど、子どもの安全には注意を払っている。また遊び場だけでなく、乳幼児から小中学生、若者、大人も含めて様々な世代が活動することで「異年齢のつながり」ができ、「子育ての場」としての役割を持つ。
まつり当日は、テーマの「竹取物語」を題材にして、竹林の竹で砦を作り、そこから竹で作った外国の楽器を鳴らしたり、手作りおもちゃを持って、スタンプラリーで会場中を回る子どもたちの楽しむ姿が見られた。また紙芝居や仮装したスタッフのステージも盛況だった。
様ざまなイベントも
たぬき山では講師を招いての子育て講座や思春期講座なども開催している。
11月9日(土)午後1時〜3時は「野山で遊ぼう!」を開催。里山と人を結びつけるコーディネーターとして有名な内野秀重氏(八王子市長岡公園・自然館副会長)を講師に迎え、様々な遊びを行う。対象は5歳以上の児童で参加費は200円。
アクセスは町田バスセンターからバス「三ツ又」下車すぐ、成瀬駅北口からバス「観性寺」下車徒歩4分。
申込・問い合わせは同NPO【携帯電話】080・5495・2949大野さんへ。
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