アレサ商栄会
「交通事故から高齢者守る」
クーポン配布し呼び掛け

製作したポスターを掲げる加藤拡実くん、岩田鉄平くん、片柳葵さん（左から）

　小山・小山ヶ丘地区のアレサ商栄会（杉山利昌会長）はこのほど、薄暮時に多い高齢者の交通事故による被害を減らそうと、買い物などの外出を早い時間帯に変更してもらう目的で、ポスター掲示やクーポン付チラシの配布などで注意を促す事故防止啓発活動を始めた。

　「高齢者の交通事故被害を無くすために、商店会ができることは何だろう」―。

　アレサ商栄会は、同地区を管轄する南大沢警察署（萬羽節夫署長）からの依頼を受け、「商店会が地域のためにできること」を話し合ってきた。同署によると、過去５年平均の都内における高齢歩行者を当事者とする死亡・重傷事故の発生が薄暮時間帯（午後４時〜６時）に多発する傾向にあるという。

　そこで同商栄会は「明るい時間に買い物してもらおう」と、当該地域の高齢者に向けて、各商店で日中に利用できるお得な買い物クーポンを付け、生活スタイルを改善してもらおうというユニークな取り組みを開始した。

　この取り組みにはサレジオ高専のアート同好会の３年生３人も参加し、ポスターとチラシを製作した。「いつもより少し早めの外出があなたの命を守りますよ」との標語が入る。地域の各老人会の協力も得て、それぞれの代表のイラストを描くなどし、親しみやすいものになっている。

　チラシは同会の中の14店舗による会計からの値引きやプレゼントなど様ざまなサービスクーポン付。10月11日（土）にまちだテクノパークで行われる「アレサふれあいまつり」で配布される。

アレサふれあいまつり

　第４回となる今年はハロウィーンコーナーを新設。仮装した参加者は先着順でお菓子がもらえる。また、ミニＳＬも初登場。

　ステージイベントはキッズダンスやマジックショー、太鼓演奏やダブルダッチなど盛りだくさん。特別ゲストの岩手県一関市の中学生によるブラバン演奏も。

　ほかに警視庁騎馬隊の乗馬体験や、町田工業高校ブースではアレサ特製キーホルダーのプレゼントも。10月11日（土）、午前９時30分〜午後５時。雨天の場合は翌12日に順延。（問）同会【電話】０４２・７８５・３４３３