神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2015年6月11日 エリアトップへ

町田市認知症友の会の会長を務める 井上 美恵子さん 中町在住

公開:2015年6月11日

  • LINE
  • hatena

「一人じゃ支えられないから」

 ○…認知症の本人、家族、サポーターらの交流会を2カ月ごとに開催している。自身も義父、義母の介護を務め、続いて、旦那さんも59歳の時に若年性アルツハイマーと診断された。働きながら、鼓舞しながら、周りに助けられながら最愛の人たちを看取っていった。経験者だからこそ「できたこと、できなかったこと、やればよかったこと」など伝えられる。交流会では、同じ境遇の人たち同士で情報を共有し、時には愚痴ることで発散できる場を作る。「思い出を作れるうちに」と、本人たちと一緒のイベントも多数企画。正月の餅つきは大盛り上がり。すごく嬉しそうに楽しんでくれるのが喜び。「私もみんなに助けてもらった。その恩返しかな」とほほ笑む。

 〇…本業は看護師。小児科で地域の赤ちゃんや子どもたちの健康を診ている。夜も仕事で、旦那さんの介護時代は一度帰宅し、食事の用意をしてまた出かけるという日々を過ごした。徘徊を危惧し厳重にカギをかけた。デイサービスを嫌がる旦那さんを涙ながらに送ったことも。それでも仕事は辞めたくなかった。「申し訳ないなと思ったけど」。子どもたちが元気になった姿に癒される。

 〇…岩手県出身。中学時代には女子で初の応援団長を務めた。「選ばれてしまって仕方なく。声が枯れるほど叫んでいたので、今でも潰れ声よ」と笑う。その勇ましいエールは、今では県人会などの宴会の『締め』の十八番になっている。看護学校時代の実習で幼い子の最期に立ち会い、「田舎の病院では何もできなかった。都会なら難病の子も看護ができる」と上京した。

 〇…学会等で各地に赴く傍ら、週2回ママさんバレーで汗を流す。「日々忙しいけど、動いてないとダメみたい」。看護師になりたての時には、周囲の反対を押しのけ「女子大生にもなっときたい」と短大を受験した。その短大の友だちの紹介で旦那さんと出会った。「そんな運命もあるのよね」

町田版の人物風土記最新6

石井 康一郎さん

沖縄に伝わる演舞であるエイサーが披露される催しの実行委員長を務める

石井 康一郎さん

旭町在住 51歳

4月25日

川崎 哲哉さん

相原地区の一押しスポットを紹介するかるたの製作に取り組んだ

川崎 哲哉さん

相原町在住 61歳

4月18日

渋谷 りゅうきさん

町田市防災アンバサダーに就任したユーチューバーのメンバーである

渋谷 りゅうきさん

町田市在住 40歳

4月11日

hirocoさん(本名:関口裕子)

鶴川で朗読と歌唱のコンサートを今週末行う

hirocoさん(本名:関口裕子)

山崎町在住

4月4日

飯間 圭吾さん

町田市内の経営者らと今夏、地元産ビールの醸造所を兼ねた店舗を開く

飯間 圭吾さん

原町田在住 39歳

3月28日

綾野 光紘さん

近隣団体と組んだ盛り上げが評価された山崎団地名店会の会長を務める

綾野 光紘さん

下小山田町在住 41歳

3月21日

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook