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平和記念碑20周年 「忘れられた存在に光を」 法政大同窓生が思い繋ぐ

社会

掲載号:2015年8月6日号

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同志が再び集った(7/25・多摩キャンパス)
同志が再び集った(7/25・多摩キャンパス)

 戦後から70年を迎える本年。法政大学多摩キャンパス敷地内にある「平和祈念碑」が20周年を迎えた。建立した法政大学経済学部同窓会はこれを記念し、平和記念碑建立20周年記念事業を開始、先月25日に同キャンパス内で記念集会を行った。

 「平和記念碑」は戦後50年、学徒出陣52年を機に、特攻隊の生き残りで俳優の故根上淳さんの呼び掛けのもとにはじまった法政大学経済学部同窓会による平和祈念碑建立運動で建立された。

 戦争の愚かさと平和への思いを後輩に伝えようとするこの動きは各メディアで報道され同窓会員だけでなく関係者、一般市民へと賛同が広がり、893人の個人・団体から約980万円の寄付を集めた。

 当時の経済学部長だった村串仁三朗さんは「こんな大事業になったが寄付は集まるだろうかという不安の声はあったが、根上さんが話をすれば絶対に集まると信じていた」と振り返る。

 20年の時がたち、平和記念碑は「教員にも当時を知る人間が少なくなり、学生にも関心を持たれていない”忘れられた存在”になってしまった」と話す。「もう一度学生たちに知ってほしい」と昨年10月に立ちあがり、平和記念碑20周年事業を開始した。

 皮切りとして行われた25日の記念集会では、当時を知る60余名の同窓会員と有志の学生11人が参加。建立の歴史や戦争体験の講演、質疑応答・ディスカッションを行った。

 当日参加していた学生・志賀知紘さん(経済学部3年)は「学徒出陣のことなどは今までの勉強や講義などで耳にしていたけれど、今日実際に自分の耳で当時の話を知って、より身近なことと感じた。集団的自衛権など社会情勢が変わる中で当たり前に勉強できている環境に感謝しないと」と当日の感想を話した。村串さんは「学徒出陣への意見も、戦争への考えにも色々な意見がある。同窓会としては特定のイデオロギーでなにかを訴えるのでなく、戦争について考え語り合うことが重要と考えています」と話す。

 碑文は次のようにメッセージが刻まれている。

 「多くの学生が業なかばにして/軍や工場に動員され/学園と学問を放棄せざるをえない/不幸な時代があった/50年前のことである/君たちは決して/そのような青春を送ってはならない」―1995年8月 法政大学経済学部同窓会

 同会では今後記念誌の刊行、講演会、資料展の開催などを予定している。
 

戦後70年 語り継ぐ戦争の記憶

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