創立30周年を迎えた町田商工会議所の会頭を務める 深澤 勝さん 図師町在住 61歳
耳を傾けることを大切に
○…5年前、町田商工会議所の会頭に就任したときはまだ56歳だった。全国的にも珍しい“50代の若い会頭”として、時はあっという間に過ぎた。今年、節目の創立30周年の年を迎えた町田商工会議所。10月30日に開催された記念式典を無事に終えた今、「ほっとしている」と胸をなでおろす。市の「まちだ○ごと大作戦」の実行委員長を務め、週末ごとに行われる数々のイベントであいさつし、町田時代祭りでは甲冑を身に着けて歩いた。
○…1992(平成4)年に自身の会社を創業。「商工会議所の会員としてはまだ歴史の浅い自分が記念の年に会頭をしている。不思議な巡り合わせだと思いますね」。商工会議所誕生の経緯など、いろいろな方々から話を聞くことが増えた。「これも節目の年だからこそ。自分の知らない歴史を教えてもらえる。こんなチャンスはない」
○…生まれも育ちも町田。高校生のころには「自分で商売をしたい」と起業への思いを強くしていた。忙しい合間の息抜きは体を動かすこと。好きなゴルフはかつて年間80回プレーし、シングルだったこともある。自然を観察しながらのウオーキングが好きで、高尾山へ一人で出かけることも。
○…現役の社長としての役割、会頭の職務、そして自分の時間…きちんと頭を切り替える。朝から昼過ぎまでは社長、夕方からは会頭へ。5年の経験を経て、それが自然にできるようになった。周囲からはその穏やかな人柄が信頼を集める。リーダー像として「自分は引っ張っていくタイプではないので、周りに任せている」。感情に走ることなく、自然体を心がける。大切にするのが「人の話に耳を傾けること」だ。「平成元年に誕生し、平成最後の年に30年を迎えた町田商工会議所をこれからもよろしくお願いします」
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