町田 人物風土記
公開日:2019.11.21
鶴川団地活性化プロジェクトのために電動カートの会社を立ち上げた
西 利也さん
高ヶ坂在住 47歳
モビリティで未来を拓く
○…今月からスタートした「鶴川団地活性化プロジェクト」。高齢者の買い物の足として、全国初の電動カートの自家用有償運転が始まった。この事業のため、輸入した電動カートをリースする会社をベンチャーとして立ち上げ、その代表を務める。町田市に暮らして20年以上。ずっと考えていた「町田で人の役に立つことがしたい」という夢の一歩を踏み出した。
○…これまでも行政や地域の人たちと手を組み、町田を盛り上げるための活動をしてきた。高齢者が増える中、元来代表を務めている本業のITの方ではなく、実質的な分野でサービスを提供しようと一念発起。ここで扱う4人乗りの電動カートはCO2の排出量が少なく、安全性の高さなどで5つの特長を持つ「グリーンスローモビリティ」だ。
○…鹿児島県で生まれ、高校時代まで過ごした。厳格な父からは「勉強はどうでもいい。本を読め、体を鍛えろ」と育てられた。3歳で始めた競泳。背泳ぎでは学童記録を出し、代表としてジュニアオリンピックに出たこともある。社会人になりようやく厳しかった父に対して感謝する気持ちがわいた。「ただし、自分も2人の子を持つ親になりましたが、とても同じようにはできないですね」。少し照れながらも子どもたちに甘い父親の顔をのぞかせた。
○…電動カートの事業は新しいモビリティの未来へと続く。送迎用や移動手段、さまざまな分野から利用したいという問い合わせが相次ぐ。各地に説明に回り情報を発信しながら、先駆けてプロジェクトを実施した町田を全国にアピールすることも忘れない。「息抜きはいらない、趣味は仕事」と言い切るが「楽しく働きながら、どうやって人の役に立つか」をいつも考えている。
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