新型コロナウイルスの感染拡大は世界を震撼し、経済を麻痺させた。人々は自粛を強いられ、外出禁止令は街のにぎわいを消した。「こんなときだからこそ、苦しむ地元商店会や個人店の力になれないか」。町田市商店会連合会(林伸光会長)としてできることを探り、少しずつ光が見え始めた商店会にかつてのような活況を取り戻したいと願う。
町田市内全域の25の商店会が加盟する町田市商店会連合会。「このようなときだからこそ、町田市商店会連合会としてバックアップしたい」と園田孝司副会長。
オリンピックイヤーであるはずだった今年、そんなお祭りムードを一変させた非常事態。イベント関係は中止や延期になり、人々は不要不急の外出を控えることになった。大きな打撃を受ける地元の商店会。各事業所ではさまざまな取組みを行い、打開策を探る。
飲食店の取組み
新型コロナウイルスによる自粛や営業時間の短縮等で特に影響が大きかった飲食関係の店ではその動きが顕著に表れた。テイクアウト販売はこれまで以上に力を入れた取組みの一つ。お店の味を持ち帰って自宅でも楽しんでもらえるようにと弁当等の販売を始めたところが増えた。店頭に用意して気軽に手に取れるようにする店、注文に応じて出来立てをそろえる店、電話注文で宅配する店など、各店がアイデアを凝らす。「外出自粛をしている中、家でいつものお店の料理を食べることができてうれしかった」という声も届く。
感染者が減少する中、緊急事態宣言が解除され、東京都などの首都圏もようやく光が見え始めた。まだまだ以前のような状態になるまでには時間がかかることが予想される。「一日でも早く日常を取り戻し、いつもの生活が戻ってくるまで、連合会としてできることを行っていきたい」
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