Fリーグでチーム(ペスカドーラ町田)初の新人賞を獲得した 毛利 元亮(げんすけ)さん 茅ヶ崎市在住 19歳
自信つけ勝負強さが開花
○…フィジカルの強さを武器に相手を背負って中へ切り返し、思い切りよく右足を振り切る。得意とするプレーは「ゲンスケ・カットイン」と称され、シーズン最終5試合で7ゴールを上げる活躍。「試合に出るうちに自信がついてきた」と振り返る。新人賞受賞はニュースを見た友人から知らされた。選手間の投票によるもので「相手が嫌がるプレーを散々してきたので無理かと思ってた」とにやり。チーム初、設立22年の歴史に名を刻んだことを喜ぶ。
○…神奈川県藤沢市生まれ。幼稚園の時になんとなく始めたサッカー。小・中と続けるうちにJリーグや日本代表、海外でも活躍している岡崎慎司選手のような泥臭い、熱いプレーに憧れを抱く。チームから与えられたポジションを器用にこなすも飛び抜けた才能を開花させられず、中学時代には試合に出られない日が続いた。見かねた母の勧めで中3の時、ぺスカドーラ町田の下部チームに飛び込んだ。狭いエリアで、相手と身体をぶつけあいながらゴールを競うフットサルの「泥臭さ」が性にあった。
○…選手活動に専念するため、高校3年時に地元の高校から通信制高校に転校。17歳でU―18チームを大会MVPの活躍で日本一に導いた。同じ年、飛び級でU―19の日本代表にも選出。世界での経験も積む。「フットサルを選んだ自分の選択は間違っていなかった。背中を押してくれた親にも感謝です」
○…「次は得点王、ベストファイブ、MVPを狙う」。チームが優勝した時に自分の成長が力になっていたいと願う。そのために今のオフシーズンにもトレーニングに力が入る。「自分の力で町田を日本一に、そして代表としてW杯への出場、世界の頂点に立つが目標」と目を輝かす。
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