神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
町田版 公開:2021年5月27日 エリアトップへ

地名・歴史知り地元に愛着を 南地区の”地名まとめ本”を出版

文化

公開:2021年5月27日

  • X
  • LINE
  • hatena
本を手にする小島会長(右から2人目)と役員の皆さん
本を手にする小島会長(右から2人目)と役員の皆さん

 町田の地域史研究を進め、歴史的文化遺産を継承していく運動を展開する町田地方史研究会(小島政孝会長)がこのほど、町田市南地区の地名の由来をまとめた本「町田の地名 南地区」を出版した。

 これは同会が2019年から始めた、まちだ○ごと大作戦の取組「未来へ伝承!町田の地名大作戦」の一環によるもの。同作戦ではこれまでに相原や小野路、三輪の各地域で講演会や歴史散歩などを行い、身近な地名の由来をそれぞれの地域住民に紹介してきた。今年は木曽地域で講演会などを行う予定だったがコロナ禍で実現できず、これまで調べてきた市内各地域の地名のうち南地区の旧5カ村(高ヶ坂・金森・成瀬・小川・鶴間)を対象に1冊の本にまとめた。

まちの魅力を再発見

 「町の歴史や地形、産業や交通の変化を知ることができるのも地名の面白さにある」と同会。地名の由来を中心に、新旧地図や村名の由来、沿革、それぞれの地域にまつわるコラムなどが載る。また今と昔の風景写真、地区別村高・人口等の一覧、町田市の人口推移などもまとめられている。

 「区画整理などで昔の地名が失われています。地名には古くからの土地の歴史があり、それらを記録することが重要だと思いました」と小島会長。「特に南地域は急激に人口が増え、昔のことを知らない人も多い。この本を手掛かりに、自分の住む地域に興味を持ってもらい、歴史を知ってもらえたら」と期待を込める。

 「町田の地名 南地区」は500部を出版。A4判64ページで価格は1000円。ぽっぽ町田(原町田4)内の町田ツーリストギャラリーと鶴川駅前の啓文堂書店で販売。問い合わせは小島資料館【電話】042・736・8777へ。

 町田地方史研究会は1972年に町田の歴史研究を目的に結成された団体。50代から90代までの会員80人により、歴史散歩や講演会の実施、会誌「町田地方史研究」の発行などを行っている。

町田版のローカルニュース最新6

富永果捺子&西山詩苑デュオコンサート

若手の逸材2人 町田初共演

富永果捺子&西山詩苑デュオコンサート

4月25日

刈田享子バースデーコンサート開催

刈田享子バースデーコンサート開催

宮下嘉彦とデュオ

4月25日

「レコードを楽しもう」

「レコードを楽しもう」

相模原市・高柳さん自宅で

4月25日

防衛や防災などの活動知る

27日 JR町田駅前で催し

防衛や防災などの活動知る

4月25日

気まぐれコンサート

気まぐれコンサート

 5月14日 鶴川で開催

4月25日

多摩市の旧記念館で企画展

多摩市の旧記念館で企画展

建設関わる人物にスポット

4月25日

あっとほーむデスク

  • 4月25日0:00更新

  • 4月11日0:00更新

  • 3月28日0:00更新

町田版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

町田版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月25日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook