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町田 人物風土記

公開日:2021.11.25

創立60周年を迎えた東京町田ロータリークラブの会長を務める
岡 資治さん
旭町在勤 63歳

「三方良し」で明るい町に

 ○…東京町田ロータリークラブに入って5年。節目の年に会長を務めることに。記念事業のアイデアはお気に入りのテレビ番組から。「(NHKの)街角ピアノは人情が垣間見えるのが面白くて。市内でできないかと探したら、版画美術館さんに素敵なピアノがありました」。演奏者を募集したところ反響は大きく2日で定員に達した。「物を寄付するのではなく、町田の文化面を支援したかった。いずれは青少年育成基金を作りたい」と夢を語る。

 ○…江戸から続く老舗醤油醸造店・岡直三郎商店の8代目。そのルーツは近江商人で、幼い頃から家訓として教えられた言葉に「三方良し」がある。「自分と相手と、世間が良いと思える商売を行うのが大切。これはロータリーの奉仕の精神にもつながる」と笑顔。この考えに則って地域を盛り上げようと、町田の名産品が集まる催しを定期的に企画。今年は「まちだイイモノ◯ごと祭」と題して来月開催する。

 ○…滋賀で生まれ、町田に来たのは中学生のころ。担任教師から「君は好奇心が強すぎる」と言われた通り、今も変わらず「思い付いたら即、行動」を地で行く。今の自分につながる出会いとして印象的なのは、31歳で町田青年会議所に入ったこと。「考え方や行動力など、この人には勝てないという出会いがいくつもあった。会議所に入って自分の考え方も柔軟になった」と振り返る。

 ○…忙しい日々の息抜きは麻雀とオカリナ。オカリナは月2回のレッスンで、阪神ファンとして「六甲おろし」を奏でるほどに。麻雀も、学生時代の友人や地元の仲間など、たくさんの人と楽しんできた。「友達や周りの人に恵まれている。これからも誠実に人と向き合って、明るく豊かな街づくりをしていきたい」

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