町田市選挙管理委員会(選管)は7月10日(日)に投開票される参議院議員選挙で若年層の投票率を上げるため、隣接する相模原市と両市のホームタウンチームと協働した啓発活動を行った。公示日となった6月22日、桜美林大学町田キャンパスにFC町田ゼルビアとSC相模原のマスコット、選挙啓発キャラクターが集結し、授業を終えた学生たちに投票を呼びかけた。
選挙権年齢が2016年に「18歳以上」に引き下げられ、それ以降、高校3年生や大学生の政治意識の向上や投票参加が望まれている。
町田市と相模原市の選管は今回、投開票日までの期間中に両市内にある青山学院大学、麻布大学、和泉短期大学、桜美林大学、北里大学、相模女子大学、昭和薬科大学、女子美術大学、東京家政学院大学、法政大学、和光大学それぞれに投票日や各ホームタウンチームのロゴが書かれたアルコール消毒液を設置し、また、選挙啓発ポスターを掲示するなどして啓発活動を行っている。
町田市の投票率は19年の参院選で10代(18・19歳)の45・9%に対し、20代は33・73%と低くなっている(全体は53・78%)。町田市選管の伊藤由紀さんは「参政権を持ったばかりの10代は投票に行く人も多いのですが、20代になると就職活動など大学生活の忙しさに加え、過去の選挙で変化を感じられなかったという諦めのようなものを感じます」と説明。また通学のための一人暮らしで、住民票を移していない学生も多く、「選挙に行かない理由に、不在者投票などの手続きが面倒だからという声も聞く」という。
選挙を身近に
業務提携を行っている両選管。前回の参院選は合同で選挙の案内が載ったティッシュを配り啓発活動を行った。「感染予防のため今回はマスコットによる手渡し。アルコール消毒液は130個を用意しました。各大学に配布していきます。馴染みのあるチーム名やマスコットで、少しでも選挙を知るきっかけになれば」と伊藤さん。
呼びかけに参加した桜美林大学2年の我妻里莉さん(19)は「投票したことはなかったけど、関わりを持ったことで興味がわきました。次は選挙に行きます」と話す。
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