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公開日:2022.12.22

学生が教習車をデザイン
”地元校”同士、初のコラボ

  • 教習車の前に立つ(左から)入江さん、木村さん、富川さん

 町田ドライヴィングスクール(糸瀬英明校長)がこのほど、地元のデザイン専門学校の学生がデザインした新ラッピング車を導入した。糸瀬校長は「教習生には、新たなデザインのように晴れやかに免許取得に臨んでもらえそう」と期待を寄せている。

 ラッピングをデザインしたのは町田デザイン&建築専門学校グラフィックデザイン科2年の富川

由菜(ゆいな)さん(19)。「自然が多い町田の風景に溶け込むように、新芽のような爽やかなデザインにした」と話し、「自分の作品が選ばれたことを疑っていたが、この目で実際に車を見てようやく実感できた。とても嬉しい」と喜んだ。

 今回、同スクールが教習車を入れ替えるにあたり、ラッピングの刷新を検討。デザインの作成を提携校である同校に依頼し実現した。市内で唯一の指定自動車教習所である同スクールは、「地域の皆様に長く愛される教習所」を目指し、地元企業や団体との関係を深めてきた。同校とはこれまで、学生への費用割引サービスなどで連携してきたが、同校が実際に地元企業や行政から発注を受け、仕事を体験する実学実習に力を入れていることを知り、初めてコラボする運びとなった。

 学内コンペ形式で学生の夏休みの課題として提出された54作品の中から、最優秀賞に輝いた富川さんのデザインが採用された。

 新しい教習車はハイブリッド車20台。糸瀬校長は「街中を走るので、静かさや環境への配慮を意識してハイブリッド車に替えました。爽やかなデザインにしてもらい嬉しい。また車の後部に書かれた『温かく見守り下さい』という後続車に配慮したメッセージが気に入りました」と話した。

 12月14日には同スクールで教習車のお披露目式と表彰式が実施され、富川さんと優秀デザインの木村向日葵さん(グラフィック科2年)、入江鈴奈さん(同)の3人が糸瀬校長から表彰状を授与された。

 新しい教習車は同日から稼働を開始している。

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