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公開日:2023.03.23

大地沢青少年センター
民間活力生かし、刷新
自然楽しむサービス拡充

  • 宿泊機能をもつ本館と名称が変更された案内板

  • 宿泊できるキャビン

  • 敷地内の野外炊事場

 相原町にある公共宿泊施設・大地沢青少年センターが4月1日から生まれ変わる。「ネイチャーファクトリー東京町田」に名称変更し、同センター初となる指定管理者制度を導入。全年齢を対象に、キャンプやバーベキューなど、自然体験を楽しむ施設とし、市内外からの利用促進を目指す。

 管理運営を任されたのは、2団体からなる「大地沢魅力づくり協働体」。代表団体は、主にソフト面を担うNPO法人国際自然大学校だ。同NPOは川崎市黒川青少年野外活動センターなど、野外教育施設の運営に多く携わっており、自然教室や林間学校の体験プログラムの提案などを行っている。

 4月以降は同所でも体験プログラムの充実を図る。これまでの絵付け陶芸や焼き板に加え、木のスプーン・フォークづくりなどの工作、自然発見ゲームなど子ども向けのものから、ドラム缶と石窯を使用したピザづくり、燻製箱を使った燻製づくり、珈琲焙煎体験など大人向けのプログラムも用意される。

 これまで同所は、現地での食材調達が難しく、販売品やレンタル品が必要最低限のものに限られており、利用者からは利便性を求める声があった。4月以降は、粉ミルクなどの乳幼児用品の販売や、大型野外炊事具の有料レンタルなど、利用者の負担軽減を図るサービスも展開。予約も電話だけでなくインターネットで24時間受け付ける。同NPOマネジャーで所長となる笠倉秀貴さんは「乳幼児から大人まで、誰でも自然体験を楽しめる施設にしたい」と話す。

 同センターは市内西端に位置し、1978年に開設された。コロナ前となる2019年には宿泊9336人、日帰り3万7244人が利用。20年、21年は宿泊と日帰りを合計しても1万人台と落ち込むが、22年の2月末時点では、宿泊4065人、日帰り2万269人と回復傾向にある。

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