町田 人物風土記
公開日:2023.06.29
映像に関する書籍を先ごろ、およそ半世紀ぶりに出版した
ほしのあきらさん(本名:星野章)
鶴間在住 75歳
もっと自由に いい加減に
○…映画を撮り、その他、さまざまな映像を生み出す作家として20代から活動してきた。初めて本をまとめたのは駆け出しの頃。撮影機材の発達により、誰もが自由に映像づくりを楽しめるようになった時代。堅苦しい専門書にはない映画撮影の技術を伝えたかった。「今回の著書ではより、映像づくりはもっと自由に、いい加減で良いんだよと。前回の内容に心残りの部分もあったので」
○…大学で長く映像に関する講義を行ってきた。破天荒な先生。「もっと自由に」と叫び、映像づくりに「いい加減さ」を求める。その思いの裏にあったのが「難しいことに挑む方が楽しい」という考え。それは映像だけではなく、人生においても同様、本気で取り組むからこそ、喜びが増すということを学生たちに知ってもらいたいと考えてきた。今回の書籍出版はその熱さに影響を受けた元学生の提案。うれしかった。
○…地元、南町田エリアでは「太鼓のおじさん」で通っている。南町田に移り住んだ40年以上前、夏祭りを盛り上げたいと太鼓グループを立ち上げた。太鼓も映像同様、セオリーにとらわれず、独自の叩き方、オリジナル曲を制作。仲間と共に地域の盛り上げ役となった。子どもたちに思い出を、それが力の一つに。また、「自分の故郷だから」も活動の根拠になっている。
○…映像作家としても現役。個性的な作品が多く、一般受けしないことも少なくないが、一貫して見る人を楽しませることを念頭に置いてきた。作品づくりは自己表現。他は関係ない――。半世紀ぶりに出版した著書で一番伝えたかったことだ。「人と同じことはやりたくないんだよね。天邪鬼なのかな」。貫いてきたポリシー。毎日を楽しくする秘訣だ。
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