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公開日:2023.06.29

新生・日大三高「変わらずに」
名将退任後、初の夏大会へ

  • 練習を見守る三木監督

  • 選手との接し方を変えたという新監督(左)

 甲子園の常連、日本大学第三高等学校(図師町)硬式野球部が7月14日(金)、名将と呼ばれた小倉全由さんが監督を退任して初めて夏の大会(全国高等学校野球選手権・西東京大会)に挑む。新しく監督に就いた三木有造監督は「一戦一戦、しっかり戦っていくだけ」と話している。

 日大三高・野球部は1928年に創部し、甲子園で行われる夏の全国大会で2度の優勝を果たした高校野球の名門校。数多くのプロ野球選手を輩出し、前監督の小倉さんの手腕は名将と称えられてきた。

 退任まで26年間にわたり、小倉さんと二人三脚で部を引っ張ってきた三木監督は「前監督は豪快にみえて、細部まで選手を気遣う方。選手に『あの監督のためにがんばりたい』と思わせる魅力があった。私にとっては兄貴的な存在」と振り返る。

 三木監督率いる新チームはこれまで通り、1点でも多く得点を狙う野球を追求していくという。そして、所属する70人近い選手一人ひとりが高校生として成長していけるように見守りながら、「チームを強くしていきたい」と話す。

 その一方で、以前と異なるのは「選手への接し方」と三木監督。小倉さんが監督を務めていた時は憎まれ役として厳しく接し、前監督になだめ役を任せ、選手らの成長を促すことが少なくなかったというが、「今はソフトに。以前の私のようにサポートしてくれるコーチたちがいるので」と笑顔をみせる。

来月8日に開幕

 西東京大会は来月8日(土)に開幕。第一シードの日大三高は翌9日行われる国士舘高(世田谷区)と都立第五商業高(国立市)の勝者と対戦することになる。

 国士舘高は甲子園出場経験もある強豪。初戦から、強いチームと対戦する可能性があるが、「選手たちは全部勝つつもりでいる。『どんなチームが来ても関係ない』と」。新監督はそう話し、注目を集めるエースピッチャー、3番打者のキャプテンを中心としたチームに頼もしさを感じている。

 「私が選手の邪魔をしない采配ができれば。一戦一戦、しっかり戦っていきたい」

桜美林も

 町田市の高校ではその他、春の都大会でベスト8に入った桜美林高校(常盤町)などが上位進出の期待を集めている。決勝戦は7月29日(土)、明治神宮野球場(新宿区)で行われる。

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