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公開日:2023.07.20
藤の台に「おいしい居場所」
「弁当屋さん」2人が企画
藤の台団地のなかにあるショッピングセンター内に8日、地域の交流の場を目指す「おとなこども食堂」がオープンした。運営するのは同団地周辺で弁当販売にあたっている内田ちどりさんと小林久美子さん。2人は「味にもこだわったものを届けていきたい」と話している。
「ワンプレートに盛るバイキング形式です」「好きな料理を食べてね」。オープン初日となった8日。訪れた藤の台団地の住民や子どもたちに振舞われたのは「家庭の味」を意識して作られたオムレツやピラフなど11品。来場者らは並べられた料理をそれぞれの皿に盛りつけ、食事と共に会話を楽しんだ。
2人が立ち上げたおとなこども食堂「すまいる食堂」は今後、月2回のペースで開かれていく予定で、小林さんは「お客さんが食べている笑顔を見て、元気をもらえた。開いてよかった」と微笑む。
「ここに来れば」
2人が目指すのが「うれしい、たのしい、おいしい」をテーマとする地域交流ができる食堂だ。小林さんが弁当屋を運営する一方で放課後デイサービスの業務に就くなか、昼食がパン1つという子どもがいたことから、「ここに来ればいろんな料理を食べられるっていう場があれば」と頭をよぎったことが居場所づくりについて考えるきっかけに。そして、同じく藤の台団地周辺で弁当販売を行っていた内田さんと出会い、意気投合。一緒に弁当販売を行うようになるうちに、「こども食堂をやってみたら」という共通の友人の提案に乗り、オープンにこぎつけたのだという。「勢いで決意して。踏み出せたのは2人だったからです」
味にこだわり
2人の味へのこだわりは強い。「やるからにはおいしさも、見た目も、栄養も、手を抜きたくない」という共通の思いのもと、無料提供のこども食堂も多く存在する中で料金を取り、その分、料理のクオリティにこだわることを決めたのだという。2人は「美味しいよねっていう会話が笑顔につながると思うんです。年代も問わず来店してもらうことで、人が人を呼び、いざというときに助け合える場にして行けたらと思います」と語っている。
次回は22日(土)に開催。大人500円、子ども300円。詳細・問い合わせは小林さん【携帯電話】090・1841・8307へ。
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