「ごみダイエットアドバイザー」として、町田市を中心にごみの減量に関する啓発活動にあたる橋本祐子さんが使わなくなったランドセルを海外の貧困地域へ送る取り組みに参加している。市内を中心に13個のランドセルを集め、来月には同じく企画に参加した所属する団体メンバーと共にフィリピンに渡り、ランドセルを届ける予定という。
この取り組みは不用品の寄付を取り扱うNPO法人が企画するもので、フィリピンの貧困地域へランドセルを送り、現地の子どもたちに活用してもらおうというもの。橋本さんはメンバーに名を連ねる、ごみの清掃員で芸人の滝沢秀一さんが主宰するオンラインコミュニティがこの取り組みへの参加を決めたことをきっかけに企画を知り賛同。自身のママ友を中心に声をかけ、13個のランドセルを集めた。「理由を聞くとみなさん、快くランドセルを提供してくれた。良い状態のものが多かった」と橋本さん。来月には関係者と共にフィリピンの貧困地域に渡り、みんなで集めたランドセルを手渡す予定になっているという。
橋本さんは「現地の『ごみ山』の状況を視察する機会もあると聞き、同行することにした。皆さんの思い出がこもったランドセル。日本同様、学校へ通う際にフィリピンの子どもたちに使ってもらいたいと思う」と笑顔をみせる。
町田でも
市内外の自治体や学校などでごみの減量に関する講演活動に取り組んでいる橋本さん。5月には音楽を楽しみながら、ごみの活用法などについて考えるフェスを市内で滝沢さんらと初開催するなど、精力的に活動を進めている。
そのなかで必要でなくなったものを再活用するリユースの考えが町田でも浸透してもらいたいと考えているといい、「不要となったものを他の人に活用してもらうフリマアプリ『メルカリ』が登場して、国内の衣料廃棄の1割弱減ったそう。リユースの考えが広まり、町田のごみの量が減ることにつながれば」と話している。
![]() 先月開催したフェスの様子
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