下柚木の永林寺で25日、駒澤大学陸上競技部の新入生坐禅合宿が行われた。入学前の新入生に、大学で学ぶ仏教や規則正しい生活を体験してもらおうと毎年この時期に開かれているもので、新入生らは寺に到着直後から、大学の校歌や坐禅の指導を同寺の僧侶らから受けていた。
校歌の練習では、当初、照れから口ずさむ程度だった新入生の声は、翌日に一人ずつ「独唱」するテストがあることを聞くや、隣の部屋まで聞こえるぐらいの大きさに変わっていた。
同部の大八木弘明監督は「勝負の世界では、まず自分に勝つことが大切。新入生はこの合宿を通してその心構えを学んでもらえれば」と話し、10年以上にわたって場を提供してくれている永林寺に対して感謝の言葉を口にしていた。
一方、陸上部の後援会副会長を務める、同寺の小倉英利住職は新入生に対し、「自分のなかにそれぞれの目標をもち、4年間をかけて達成してもらいたい。人として成長してもらえれば」と笑顔をみせ、競技者として成長するだけではなく、社会に出てからも活躍できる人材に育ってもらいたいと新入生たちを見つめていた。
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