八王子版 掲載号:2020年11月19日号 エリアトップへ

八王子市工芸品「東京こけし」を手掛ける 大蔵 國宜さん 元横山町在住 77歳

掲載号:2020年11月19日号

  • LINE
  • hatena

唯一の職人 二人三脚で  

 ○⋯「仕事はこけしづくり。趣味もこけしづくり」。都内唯一の「職人」、この道60年のベテランは笑顔をこぼす。手掛けるこけしは、胴体と頭に特徴的な丸みがあり、首には「幸せの輪」という名のリングがついている。「ならでは」の形に、近年では外国人が直接工場へ買いに訪れることも少なくないそう。「出来上がりを見て、目を丸くして喜んでもらえることが嬉しい」。毎日朝9時から、工場で黙々と木を削る。

 ○⋯木工工場の2代目に生まれ、15歳からは他県の製作所で修業をした。30 歳半ばで右足の大けがをしおよそ3年間、松葉杖の生活を送ったことがある。それでも仲間に誘われると、杖をつきながら全国各地に観光へ。妻昌子さんは「夜になるといつもどこで遊んでいるのか、家中大騒ぎだった」と振り返る。仲間に囲まれるタイプで、「昔いじめられっ子だったせいか、どんな頼みも一生懸命に応えるからかな」とはにかむ。

 ○…足が治った頃には産業自体の衰退とともに仕事は減っていた。転機となったのは木材のPRのため木を削る実演を依頼されたこと。初めは「太鼓のばち」のようなシンプルなものを作っていたが、楽しませたいと「こけし」などのオーダーも受けるように。その流れでオリジナルの制作を開始。およそ15年間かかり現在の形になってからは多くの取材を受けるほど著名になった。

 ○⋯絵付けは昌子さんが担当する。一度他人に頼んだことがあったが、「違うこけしになってしまった」そう。完成まで二人三脚だ。花が好きで、春になると一緒に外へ出かける。桜の見える公園をいくつもはしごする年もあるという。「2人でできる限りは続ける」。あのやさしい丸みは2人の人柄のよう。
 

八王子版の人物風土記最新6

小池 孝広さん

令和3年度東京都優秀技能者(東京マイスター)知事賞を受賞した

小池 孝広さん

楢原町在住 40歳

11月25日号

工藤 郁子さん

絆・つなぐ西八王子まつりで演舞を披露する「踊乱花」をけん引してきた

工藤 郁子さん

横川町在住 70歳

11月18日号

新美 大作さん

『元気な街』南大沢協力の会の会長を今年度から務める

新美 大作さん

都内在住 61歳

11月11日号

高縄 慶子さん

14日に開催するイベント「ならはらマルシェ」の実行委員のひとり

高縄 慶子さん

楢原町在住 50歳

11月4日号

恩田 佑太さん

11月に行われる「令和3年新成人をお祝いする会」の実行委員長を務める

恩田 佑太さん

泉町在住 19歳

10月28日号

滝島 凜夏さん

JCI JAPANグローバルユース国連大使として10月から活動を始めた

滝島 凜夏さん

犬目町在住 17歳

10月21日号

樹木葬30万円~一般88万円~

☎0120・514・194へ

http://www.514194.co.jp

<PR>

あっとほーむデスク

  • 6月18日0:00更新

  • 1月1日0:00更新

  • 12月3日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

最近よく読まれている記事

バックナンバー最新号:2021年11月25日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook