フットゴルフ日本代表選手として、きょう26日の日米対抗戦に挑む 小林 隼人さん 南陽台出身 42歳
地域と歩み、地道に継続
○…昨年8月から4月まで国内16試合の成績で、日本フットゴルフ協会による今季のポイントランキング1位に。日米対抗戦で悲願の勝利を目指す。試合は代表14選手が出場するチーム戦。「やるのは個人だが、戦術をチームで共有しコミュニケーションを重ねることが重要」。経験豊富なベテラン選手として代表をけん引すべく、冷静に舵取りを担う。
○…生まれ育ちは南陽台。父親の影響で4歳のときサッカーを始め、南陽台FCへ。市立由木中学校、工学院大学附属高校、工学院大とずっと市内校のサッカー部に所属し、高校では主将を務めた。「自分のレベルなりに成功体験が続いた」。プロに憧れ、Jリーグ入りを目指していた社会人サッカーの八王子FCに大学4年生で入団。夢は叶わなかったが、「好きだから続けた」と10年あまり現役を貫いた。
○…クラブを退団し数年経った2015年。古巣の先輩に誘われ、未知だったフットゴルフの道へ。代表落選を何度か味わった後、16年の日米対抗戦で初の代表入りを果たすも大敗を喫した。日本での年間王者を経て、18年にアジアカップで個人優勝。国内外で実績を積んだ。「日本で結果が出て調子に乗った時期もあったが、国際大会で負けて厳しさを味わうたび教訓にした」。結果を受け止め、競技を続けてきたことが成長の糧だ。
○…会社員の傍ら、居住する埼玉県のクラブに3年ほど所属していたが、今春から独立。選手として「世界一」を掲げる一方、各地で大会を主催するなど競技の普及活動にも尽力する。「八王子からフットゴルフを盛り上げたい」。市内暮らしは約30年で、八王子FC時代は地元の応援を肌で感じてきた。地域で培った縁を大切に、地道に挑戦を続ける。
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