第60代目の八王子青年会議所の理事長に就任した 白栁(しらやなぎ) 広賢さん 明神町在勤 35歳
郷土愛胸に組織の躍進誓う
○…青年会議所(JCI)に入り5年。60代目の大役を担う。今年のスローガンを「温故知新」に決めたのは過去に敬意を払い、未来に向かうという意志。「地元にはJCI出身の先輩がたくさんいる。地域のリーダーを創出するという組織の価値をより向上させ、期待してもらえる組織にしたい」と意気込む。
○…JCI活動は熱量をかけてこそ、得られるものがあると感じている。昨年は日本青年会議所に出向し、経済グループに所属。地域経済の活性化のため、コンテスト運営や企業コラボのビジネスアイデアを募ったりと、さまざまなことに挑戦した。「すごく貴重な経験だった。地域経済や価値創出について考えた1年だった」と振り返る。出向を通して自身の成長を感じるように。目的を見定め、達成させるために何が必要かなど論理的思考を手に入れた。
○…八王子で生まれ、会社経営者の父の下、5人兄弟の長兄として育った。好奇心旺盛で多趣味な少年時代。ひよどり山中の3年時に独学で会得したヒューマンビートボックスは、当時流行し始めたネット動画を見て真似た。『愛の植木屋』という名前でアーティスト活動していた時期もある。やんちゃな盛りだった19歳で父が経営する会社に内緒でアルバイトとして入ってから16年。現在は同社の建物総合事業部で部長を務める。
○…自分の中にある郷土愛に気付いたのは20代。友人との会話で八王子の面積が広いことが伝わらずやきもきして、わざわざ地図を探しに席を立った。そのことを驚かれたとき、自分が地元を愛していることに気付いた。「知らないうちに八王子を誇りに思っていた。自然に郷土愛が醸成されるいい街なんだと思う。恩返しできる機会にしたい」
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