八王子 社会
公開日:2026.03.05
小門公園に「次の100年」を
伐採跡地に桜を植樹
推定樹齢100年のソメイヨシノが内部の空洞化のため伐採された小門公園(小門町)で2月21日、新たな桜の植樹式が行われた。当日は地域住民や子どもたち、かつて桜の保全を訴えた関係者らが集まり、街のシンボルの「再生」を祝った。
同公園のそばにあり、長年親しまれたソメイヨシノ。約20年前、踏切の撤去工事に伴い伐採の危機に瀕したが、当時の住民らの署名活動により樹木を園内に移動させた経緯があった。移植後も毎春咲き誇っていたが昨秋、内部の腐朽による倒木の危険性から惜しまれつつも伐採された。
今回、その跡地に新たに植えられたのは「ジンダイアケボノ」3本。ソメイヨシノと比べ病害虫に強く、近年、植え替えの主流となっている品種だ。花の色味がやや濃いのが特徴で、現在は幹の直径約15センチ、高さ約4メートルの幼木だが、10年ほどで直径50センチ、高さ8メートルほどの成木に成長する見込みだという。
式典には八王子市役所公園課の職員をはじめ、指定管理者のノースパーク、小門町町会の会員や子ども会のメンバーらが参加。スコップやシャベルを手に、桜の根元に丁寧に土を盛った。
また、かつて署名活動などを通じて桜の移植や保全を訴えた毛木忠勝さん(86)も会場に駆けつけ、参加者から温かい拍手で迎えられた。
思い出を形に
会場では、歴史をつなぐための粋な計らいも見られた。市職員の手により、伐採されたソメイヨシノの幹を輪切りにして「小門100年桜」などの焼き印を押した記念品が配られた。さらに、地元・小門町の機屋(有)大原織物の吉田絢子さん(43)は、この日のために制作したオリジナルの布バッジを配布。「生まれも育ちも小門なので、こうした機会に携われてうれしい」と笑顔を見せた。
同町会子ども会の三瓶大樹会長(40)は「伐採されたのは残念だったが、植樹のアイデアを聞いてもらえて良い思い出になった。年に一度の花見の時期には、今日という日を思い出したい」と語った。同町会の田中伸幸会長(66)は「多くの方の協力で植樹式ができた。次の100年は見届けられないかもしれないが、そういった気持ちで新たな思い出を紡いでいければ」と、若木を見つめた。
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