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公開日:2026.05.07

八王子実践大雲さん 日本代表登録メンバーに 女子バレー部エースが選出

  • 「最近1センチ身長が伸びました」と笑顔を見せる大雲さん

    「最近1センチ身長が伸びました」と笑顔を見せる大雲さん

  • 毎日をともに過ごす仲間たちに囲まれる大雲さん(中央)

    毎日をともに過ごす仲間たちに囲まれる大雲さん(中央)

 台町にある女子バレー部の名門・八王子実践高校バレーボール部のエース・大雲舞子さん(2年)が4月15日、2026年度の女子日本代表登録メンバーに選出された。公益財団法人日本バレーボール協会が発表したもので、今後は国内合宿や紅白戦を通して選考を重ね、正式なメンバー入りを目指す。

 「選ばれると思っていなかったので最初は信じられなかった。ニュースを見て、やっと実感が湧きました」。メンバー入りの一報を聞いた瞬間を、控えめな笑顔で振り返る大雲さん。同部の貫井直輝監督から選出を告げられると、チームメイトからは「おめでとう」「頑張って」と温かい言葉が送られたという。

武器は速さと高さ

 大雲さんは185センチの長身を生かしたアウトサイドヒッターで、「スイングの速さ」と「高さ」を生かした攻撃力が最大の武器だ。名前とポジションから、同校の卒業生でロンドン五輪の銅メダリストでもあるバレーボール選手・狩野舞子さんの再来として「舞子2世」との呼び声も高い。今年初めに行われた全日本バレーボール高等学校選手権大会(春高バレー)で実際に狩野さんと対面を果たし、本人から「頑張ってね」と声をかけられたことが大きな励みになっているという。

 そんな今年の春高バレーで、八王子実践は全国ベスト8となったが、目標としていた日本一を逃す結果に。1年生エースとして活躍した大雲さんは最後の試合を振り返り「トスが集まっても決めきれなかった」と悔しさをにじませる。

 「応援してくれる人の支えがあって今の自分がある。八王子実践の名前を背負って頑張りたい」と、名門の看板を背負う覚悟をはにかみながらつぶやいた。

「恥かいてこい」恩師の教え胸に

 4月27日から代表合宿がスタート。「全日本の選手を見て、たくさん恥をかいてこい。それが成長につながる」。送り出す貫井監督の言葉には、国内最高峰との差を肌で感じ、それを自チームへ還元してほしいという期待が込められている。大雲さんは「課題は守備。レシーブへの苦手意識をなくして、攻守で活躍できる選手になりたい」と前を向き、「少しでも吸収して、一つでも多く学んで、うまくなりたい」と意気込む。

朝ランは富士森公園

 コートを離れれば、16歳の素顔がのぞく。大雲さんは調布市出身。中学から同校に通い、バレー漬けの毎日。高校からは仲間とともに寮生活を送っている。学校と寮を往復する生活の中で、朝、チーム全員で富士森公園を走るのが日課だ。実家が神田の古書店という影響もあり、幼いころから読書家。「表紙を見て読む本を決める。小説も、漫画も、なんでも読みます」と話し、寮生活の夜は読書をしてリフレッシュしている。

 市内でバレーボールに励む子どもたちには「一生懸命バレーに向き合う姿を見てもらえれば」と話す大雲さん。将来の目標を尋ねると、「どんなボールでも打ち切って、オリンピックで金メダルを取りたい」と力強く語った。長身から繰り出す鋭いスパイクを武器に、現役高校生ながら「世界の扉」を叩く。

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