八王子 スポーツ
公開日:2026.09.10
熱戦から1カ月 八王子実践 夢の聖地で見せた「粘り」 甲子園初出場 球児たちの夏
西東京大会で優勝し、春夏通じて初となる甲子園出場を果たした八王子実践高校(矢野東(はじめ)校長)。8月9日、聖地・甲子園球場での初戦に挑んだナインは、鳴門渦潮(徳島)と対戦。タイブレークの末、1対2で1回戦敗退となったが、最後まで諦めない「実践の粘り」が多くの人々に感動を与えた。
開会式で大役
試合に先立ち8月5日に行われた開会式では、同校の矢澤陵磨主将=人物風土記で紹介=が選手宣誓を行う大役に抜擢。「いま野球ができることは決して当たり前ではありません。だからこそ、高校球児は“いい顔”をして野球をしよう。(中略)いい顔で日々を過ごすことは、周りの方々に元気や希望を与えられます」と力強く宣誓した。
土壇場の同点劇意地のタイブレーク
鳴門渦潮戦では、塚原翔太投手(3年)が力投を見せるも、0対1の劣勢。このまま試合終了になるかと思われた9回表、代打・金子侑樹が劇的な適時打を放ち、土壇場で同点に追いついた。延長10回でサヨナラ打を許し、惜しくも初勝利は飾れなかったが、大舞台で存在感を堂々と示してみせた。
8回に伝令としてマウンドに駆け寄った矢澤主将は、「自分から監督に直訴して行かせてもらった。その時チームに対してできることを考えた結果だった」と振り返る。
河本ロバート監督は、「選手宣誓で主将が言った通り、選手たちの“いい顔”は、応援してくれた方々や試合を見ている人たちに元気と勇気を与えたと思う。私自身それを一番近くで見れたことが本当に幸せだった」と選手たちを労った。
代替わりして約1カ月。新チームの目標も“いい顔”でのプレーだ。「これは実践として変わらない」と河本監督は胸を張る。
高校野球界を盛り上げ地域にも活力を与えた八王子実践。今後の更なる活躍から目が離せない。
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