大和市のイベントキャラクター「ヤマトン」の通訳として活躍する 井手 美枝子さん 下鶴間在住 50歳
イベント観光にやりがい
○…「素敵な人たちに囲まれて毎日いろんなことがあって、本当に楽しいお仕事です」。週5日、大和駅の駅ビルに窓口兼事務所を置く大和市イベント観光協会に勤務する嘱託職員。だが、ひとたびお呼びが掛かれば大和市イベントキャラクター「ヤマトン」の通訳として体当たりで人前に出る。「ヤマトンは泉の森に住む葉っぱの妖精で〜す」。マイク越しのそんな声を耳にした人も多いのでは。
○…昭和35年、東京都調布市生まれ。映写技師の父と専業主婦の母、2人の兄と2人の姉に囲まれ伸び伸びと育った。幼いころ母親に連れられ、当時は多摩川のほとりにあった日活の撮影所に行くのが楽しみだった。「着物を着せられてエキストラをやらせてもらったこともあって、近所の人とみんなでよく遊びに行きました」と当時を振り返る。小学5年生になるころには調布市から転居。5歳年上の夫と22歳で結婚するまで埼玉県浦和市で過ごした。
○…高校を卒業して就職した先は商業写真の現像所。当時そこに出入りしていた広告代理店勤務の夫と知り合った。「最初に出会った時に『ああ、この人と結婚するんだなぁ』って思いました」という。程なく結婚し、翌年には一粒種の男の子を授かった。子どもが2歳の時に大和市に転居して以来、「子どもを生きがいにしない母」を信念に趣味を楽しみ、仕事に勤しむ毎日を過ごしてきた。
○…そんなある日、ふと演劇サークルのメンバーを募集する記事に目が留まり門をたたく。その劇団「Art-Dだいこん」には今でも籍を置き、演者兼脚本家として活動する。この劇団での活動が縁で現在の観光協会事務局長と出会い、昨年7月に協会の嘱託職員として迎えられた。「いろんなアイデアがあっという間に形になるのがとても楽しい。大和の街も人も大好きなので本当にやりがいがあります」。1人息子は結婚して親元を巣立ち、現在は夫と2匹の愛犬と暮らす。
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