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大和 やまとあちこちコラム

公開日:2014.05.30

毛が三本
やまとあちこち【11】

 5月。「自転車in薫風」を8日に実施。大和市の境を流れる文字どおり境川。北から南、大よそ市の流域13Km。晴れ、風ありのなかを川に沿って走る。



 国道246号とクロスする大和橋から江ノ島・片瀬海岸まで続く総延長24・5Kmは藤沢・大和自転車道。下流に向かって右岸をゆっくり走る。県立大和東高校を過ぎると、右側に水田が広がる。田植えを終えたばかりの早苗がさやさやと一斉に風に揺れる。ここでちょっと休憩。芭蕉の「田一枚植ゑて立ち去る柳かな」「奥の細道」の句をするりと思い出した。ツバメ数羽がひゅっと、飛翔している。水田には2012年度大和市水田看板コンクール最優秀作品、小学6年生のポスターがあった。大きく「お米を大切に!!」というコピーと早苗を後ろにして、海苔で巻いた大きな塩おむすびをぱっくんと食べる女の子の絵だ。



 大きく深呼吸。五月薫風の空気を吸う。腹が空いてきたぞ。2Kmほど下って、県道45号(丸子中山茅ヶ崎線)とクロスする新道大橋のところにある神奈川県指定銘菓店「松埜(まつの)」で看板銘菓「栗どら」を求める。すぐ開けて口に。「目に青葉。腹にどらやき、いとうまし」。



 目福舌福の境川サイクリング。また走らねば。

 

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