第5回Y―1グランプリ優勝の「カラアゲサカバ スミチャン」で店長を務める 舘山 裕樹さん 上草柳在住 23歳
これと決めたら曲げない
○…「1位になるとは、かけらも思わなかった」。10日に引地台公園で開催された「Y―1グランプリ」。
市内の飲食店がB級グルメトップの座を競う中、「スミチャンカラアゲ」で優勝した。約1600個はまたたく間に完売。秘伝のタレに鶏もも肉を一晩漬け込み、真空調理器を用いて柔らかくボリューミーに仕上げたことが勝利の決め手となった。「新名物として、定着したらうれしいな」。
○…2年前、市内でやきとり店「純風」などを展開する「トライスフォースINC」が、新店舗「カラアゲサカバ スミチャン」をオープン。店長に抜擢された。店舗は、かつて「炭小屋」という飲食店があった場所。病気で倒れ、店をたたもうとしていたオーナーの「本当はお店を残したい」という気持ちに感銘を受け、「自分ができることがあればやりたい」と決意した。「スタッフ、お客様はみんな家族。自分の家のようにくつろげる、アットホームな店にしたい」と熱く語る。
○…出身は座間。小学生の頃、大和に引っ越してきた。友人に誘われ始めたテニスに、小中高大学と夢中になった。高校では仲間とともに、部を立ち上げたほど。快活で人を惹きつける魅力にあふれ、応援団長や生徒会長など昔から役職を任されることが多かった。「これと決めたら曲げない」が信条だ。大学では経営情報学部を専攻するも、3年生の時に、今のままでは成長できないと考え中退。当時アルバイトをしていた「純風」で社員として働き始めた。アルバイトの意見も反映させてくれる社長の人柄に惹かれたのだという。
○…最近は自ら率先してまかないを作ることも。「一番人気はホルモン丼。スタッフがおいしいと言ってくれる」と嬉しそうに話す。息抜きは、週に1度は行くというカラオケ。出勤前にはメタルを聴いて、気合いを入れる。「若い世代が活躍できる飲食業界で大和を盛り上げていきたい」と夢を語った。
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