(一社)大和歯科医師会の会長を務める 近藤 清志 さん 綾瀬市在住 67歳
長所は人柄と諦めの悪さ
○…今年7月、大和市と綾瀬市の約100の歯科医院が加盟する会の新会長に就任した。「おそらく過去最高齢の会長就任ですよ」と打ち明ける。「色々なことを学び、自分に『できないこと』も認識している」と達観したように語る。「会長就任が『今で良かった』と思えるよう、助けてもらいながら取り組んでいきたい。執行部の若い先生たちは苦労していると思いますが」と楽しげに笑った。
○…世田谷の生まれ。医師を目指していた浪人時代に「歯学部は、医学部と別にあることを初めて知った」という。時は「虫歯の大洪水」とも言われていた時代。人生の針路を歯科に、さらには小児歯科へと大きく舵を切った。
○…大学卒業後、小児歯科の病院に務める傍ら、保健所、大学での助手を務めた。病院の歯科助手だった奥さんと知り合い、結婚。奥さんの知人の紹介もあり綾瀬市で開業した。20年前に現在の場所に新築移転。診察室はもちろん、トイレにもレントゲン室にも車いすで入れるバリアフリーにリフォームした。
○…「1人の歯科医として地域に責任を持て」。大学の恩師が、歯科医の心構えとして地域医療への向き合い方を教えてくれた。小児、障害者、高齢者…医療が必要なのに遠ざかる人の思いに自然と目が向くようになった。「診療に来られない人のことを考える、他人事でなく”自分事”として考える想像力」を養った。訪問診療をはじめてすでに30年。「何でもできるようになると思わなければ絶対にできない。諦めたらダメ」と事も無げ。その人柄に信頼を寄せ人が集まってくる。
○…「『かみさん孝行』は重要ですから」と照れ臭そうに言い訳をしつつ、リフレッシュのため、月に1度は奥さんを連れてドライブがてら箱根まで足を延ばす仲の良さ。「1泊して朝ごはん食べて出てくると、午前10時の診療に間に合う。リラックスするには良い所」と綾瀬の立地にご満悦だ。
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