大和商工会議所青年部の新会長に就任した 長井 隆史さん 代官在住 38歳
団結生む「巻き込む力」
○…昨年末の臨時総会で会長に選任されたが、今年度の総会も開けていない。1週間かけ、書面決議で決裁をとる状態。役員らとは電話や無料通話アプリ「LINE」を使い、頻繁にコミュニケーションをとっているが、集まって同意を得ることができず「何も活動ができていない」と苦笑い。スローガンに掲げた「団結」は、いまだ開けていない10人の先輩たちのための「卒業式」で発揮しようと思いを内に秘めている。
○…気心の知れた仲間との宴席。「そんなに騒いでいるなら青年部に入りなさい」と当時の商工会議所副会頭の鶴の一声で入会。当時の活動は、東日本大震災の復興支援が中心だった。「世代や境遇の似ている会員も多く」すぐに居心地が良い空間になった。仕事は一人黙々と、いざ騒ぐ時は、先頭になって盛り上がる姿が、先輩から「人を巻き込む力」があると表された。トレードマークのような人懐っこい笑顔も、50人以上の青年経済人をまとめるのに必要な「力」のシンボルといえるのかもしれない。
○…車のバンパーなどプラスチックパーツを作る射出成型の金型を作る。当初は「継いでくれるな」と言っていた父も、大学時代に手伝う姿を見て、覚悟を決めていた。100分の1ミリの細かい作業が伴う職人の世界。仕事中は1日8時間ほぼ立ちっぱなしだが、体力には自信あり。中学時代から筋トレやボクシングで鍛え、自宅にそろえたトレーニング機器でさらにパワーアップしている。
○…緊急事態宣言中は、身体はもちろん、ビジネス書を読むふけり、頭も鍛えるなど、悪いことばかりではなかった様子。「凄く気づきがあった。もっと早く読んでおけばよかったかな」と照れ臭そうに笑った。
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