米海軍厚木航空施設司令官に就任した マニング モンタネさん
日々、より良い自分に
○…街路樹のヒマラヤスギ、南北に伸びる滑走路。綾瀬、大和にまたがり、海老名市にも隣接する在日米海軍厚木基地のトップ、司令官に就任した。コロナ禍の昨年9月に初めて日本の地に降り立ったが、基地の外に出たのはわずか数回。「これまでは基地の中のことで忙しくしていた。これからはもっとフェンスラインの外側へ出て行き、街の様子をみてみたい」と、地域との交流に意欲を示す。
○…米南部ルイジアナ州ニューオリンズの出身。父は多角経営の実業家だった。米海軍士官学校を含め29年、イタリア・シチリア島ではヘリコプター戦闘支援部隊の海上勤務に就き、欧州や中東、アフリカなどに展開。飛行時間は3600時間を超える。これまでに3つの国防功績章と4つの海軍賞賛章受章など華々しい経歴を積み上げ、日本の土を踏んだ。
○…「性格や正直さ、勇気などを図る客観的指標と、周囲からの主観的評価がマッチしているか。離れている部分があればそこに気づき、直す」「完璧でありたいとは思うが、自分はそうではない。物事に熱心に取り組むことでのみ、より良い自分に変えていける。そう信じている」。通訳も広報部のスタッフも静かにその言葉を聴き入っていた。
○…米国にいる妻とは毎朝フェイスタイムで会話をする。「妻と離れて暮らすのはもちろん寂しいが、すべてを前向きに捉えている。妻と結婚するまでに4年の歳月を費やした。互いの人柄、仕事、それらを確かめ合うことに長い時間をかけた。私にはもったいない妻です」と、大きく優しい目でそう話した。妻を迎えるまでに、日本の楽しみ方や見どころを探したい、という。年齢は「ヒミツ」、趣味はゴルフと「飛ぶこと」
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