交通栄誉章「緑十字銀賞」の優良運転者として表彰を受けた 大木 英広さん 市内在住 57歳
毎日無事故、積み重ねる
○…受賞を受けて「まだまだ時間がかかると思っていたので驚いた。でも誇りに思うし、大変光栄なこと」と、はにかみながら語る。路線バスのドライバーとして30年以上、無事故無違反の運転を続ける。座右の銘は『目配り、気配り、心配り』。「歩行者はもちろん、乗ってくる高齢者や子ども、いろんな人への心配りが大切。常に気を張り巡らせているね」。
○…横浜市出身。タクシードライバーの父は、無事故無違反で家には表彰状が沢山飾られていた。「いつか自分も取りたい」とドライバーを目指す自身の憧れだった。18歳で運転免許を取り、大型トラックのドライバーを経て、25歳のときに現在のバス会社に入社。横浜ドリームランドなどのランドマークが消え、建物は高層化し、商店街は寂れていくなど、移り変わる港町の様子を車窓から見てきた。健康のために意識しているのは「早寝早起き」。体調管理も仕事のひとつだ。早番・遅番の変則勤務も多く、早番出勤のときは朝3時に起床。「若いころは平気だったけど、体を慣らしていくのが大変。最近は年を重ねてきたから尚更」。
○…妻は高校時代からの友人で、20代前半で結婚。「仕事中のちょっとした話を聞いてくれたり、不規則な勤務でも食事の支度や見送りのメールをくれる」と感謝をにじませる。娘2人は社会人になり独立。休日は、撮り溜めたテレビ番組を鑑賞するのが楽しみ。刑事ドラマや時代劇、歌番組が好きで、日々張り詰める仕事のリフレッシュになっている。
○…今後も無事故無違反の運転を、日々の仕事で続けていくことが目標。「1日1日が勝負。きょう無事故、あした無事故、と毎日積み重ねていくものだから」と真っすぐな視線で語った。
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