全国教職員剣道大会で県代表として副将を務める 佐藤 宏拓穣(ひろし)さん 柏木学園高等学校教諭 47歳
剣道の魅力は一対一
○…「全国教職員剣道大会」の神奈川県予選会が4月、神奈川県立武道館で開かれ見事、副将として全国への出場を決めた。「剣道教士7段を取得した思い出のある長野県ホワイトリンクでの開催だったので、目標を定めて1年かけて稽古を積み上げてきました。思い出の地で試合ができるので、非常に嬉しく思います」と満面の笑顔。
○…大和市内にある学校法人柏木学園柏木学園高等学校で体育教諭を務め、昨年剣道部の顧問に10年ぶりに復帰。「やはり部員に向けて顧問としての意気込みを見せたいというか。日々、一緒に練習をしているので、何か感じ取ってもらえればと思います」。大会前の練習は部活動での稽古や所属する剣友会などで腕を磨いてきた神奈川県は他県と比べて8段を持つ教員が多いと話し、非常にレベルの高い戦いだったことが伺える。
○…静岡県出身で剣道を始めたのは小学5年生の終わり。運動神経の良さから、身近なスポーツに取り組んでも難なくこなしてしまうため、どのスポーツも長続きせず。「何か一つのことに夢中で取り組み続けて欲しい、との母親の思いもあって」と話し、幼馴染に誘われ近所の道場に通うと、出来ないことだらけ。克服しようと、すぐに夢中となり中高大学と青春時代を剣道に打ち込む日々。
○…顧問復帰後、部活以外に、地域の人や大和市剣道連盟に所属する人たちと月1回の稽古会を開催。8月には市文化創造拠点シリウスで剣道講座の講師を受け持ったりと、やはり剣道三昧。「剣道の魅力は、なんといっても一対一、団体競技と異なり、あらゆる試合の局面を自分ひとりで克服します。また一瞬の駆け引きやひらめき、勝負に行けると感じた瞬間にも魅了されますね」
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