コロナ禍の3年間、どうでしたか? 意見広告 幸福実感度高める取組を 大和市議会議員 小田 博士
新型コロナが国内で確認されてから、3年余りが経ちました。この間、私たちは幸せだったのでしょうか。飲食店は一時、休業を余儀なくされ、バス・タクシーなどの乗客は減少。中高生は部活に参加できず、大学生はキャンパスに通えず友人ができない…。
内閣府が昨年実施した世論調査によると、現在の生活に「満足」と回答したのは51・8%、「不満」は47・8%でほぼ拮抗しました。コロナ前は「満足」が7割を超えており、自粛生活の長期化が生活満足度を大幅に低下させたようです。
私は、高度経済成長が望めない状況下で、行政が目指すべき理念は住民の幸福実感度の向上だと捉えるようになりました。このため、1年前の3月議会で健「幸」都市について質問し、政策提案しました。「健幸」とは健康かつ幸福な状態を示す造語です。幸福実感度を高めるには、確かなデータに基づいてニーズを捉え、施策を打ち出すことが重要です。
東京都荒川区では、GAH(荒川区民総幸福度)と銘打って区民の幸福実感度を独自に測定、分析し、施策立案につなげています。本市でも、同様の取り組みを行いたく存じます。
高齢者の外出支援
引きこもりを求められる期間が続いたため、出不精になった方も多いはずです。定職をリタイアして「きょうよう」(今日の用事)が減ってしまった高齢者の外出を促すことも課題です。参加したくなる楽しいイベントを積極的に提供することも必要でしょう。
自動車を手放したご高齢の方から「出かけられなくなった」という声をよく聞きます。たとえば、免許返納時にコミュニティバスやタクシーのチケットなどを支給し、行動半径が狭くならないようにする支援策も展開したいです。
24万人市民全員に「居場所と出番」がある街づくりを進めていきたいと考えます。
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